バルセロナが見つけた新右SB候補 “アウベスの後釜問題”解決なるか

マンチェスター・ユナイテッドで躍動するディオゴ・ダロト photo/Getty images

未だこの問題は解決していない

昨季の夏、リオネル・メッシが抜けバルセロナの戦力は大きくダウンした。現在はペドリやガビ、アンス・ファティと若手が存在感を放っているが、彼らが台頭していなければいつまでもメッシの幻影を追っていただろう。

そんなメッシと同じくチームに影響を与えた人物がダニエウ・アウベスであり、バルセロナはこのアウベスの後釜問題に常に悩まされている。

2008年から2016年までバルセロナでプレイしたアウベス。右サイドバックとして強烈な存在感を放っており、その後ユヴェントスへ移籍した。ここからバルセロナの右SBは迷走することに。セルジ・ロベルト、ネルソン・セメド、セルジーニョ・デストと多くの選手にこのポジションを任せたが、前任者は越えられず、2021年にアウベスがバルセロナに復帰し自身が抜けた穴を自分で埋めている。復帰となった際は年齢の影響もあってフィジカル面での衰えは感じられたが、賢さは健在で、右サイドからのビルドアップや攻撃でのアイデアは大きく改善された。しかし再びクラブを離れており、現在はメキシコでプレイしている。
西『SPORT』によると、バルセロナは新たな右SBとしてマンチェスター・ユナイテッドのDFディオゴ・ダロトに目を付けたようだ。以前から関心があったようで、すでにアプローチしている模様。

2018年からユナイテッドでプレイするダロトは、今季飛躍を掴んだ一人だ。加入後はイマイチ存在感を発揮できず、ミランにローンで出されていた時期もあった。今夏の立場は放出候補だったが、ユリエン・ティンバーのような補強候補が獲得できなかったこともあって1番手として使われると、その起用に応え今季は見違えるようなパフォーマンスを披露するようになった。

ユナイテッドとの契約は今季限りだが、どうやら1年の延長オプションがあるようだ。延長することがなければバルセロナはフリーで獲得できるが、ユナイテッドはどのような決断を下すのか。絶賛成長中の若手であり、ユナイテッドがそう簡単に手放すとは思えない。

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