“レオンvsブラホビッチ”のエース対決に注目 古巣ミランとユーヴェの一戦にザッケローニ氏が見解を示す

チェルシー戦は封じられたミランのレオン photo/Getty Images

両チーム共に難しい時間を過ごしている

9日に行われるセリエA屈指のビッグマッチ、ミラン対ユヴェントス戦。元日本代表監督としてお馴染みのアルベルト・ザッケローニ氏はこの試合について自らの見解を述べている。
 
昨季リーグ王者のミランは現在リーグ5位に位置。第5節インテル戦は3-2で勝利したものの、首位攻防戦となった第7節ナポリ戦は1-2で敗戦。先日行われたチャンピオンズリーグのチェルシー戦も3-0で敗れており、負傷者も多数抱えるという嫌な流れでこの大一番に臨む。
 
一方のユヴェントスは公式戦8試合を終えた時点で2勝しかあげることができず、現在7位に落ち着いている。第7節では昇格組のモンツァに初勝利を献上し、マッシミリアーノ・アッレグリ監督の解任も囁かれ始めた。ところが10月に入ってからは公式戦2連勝を飾っており、上り調子でこの一戦を迎える。
 
伊『Gazzetta dello Sport』によれば、かつてミランやユーヴェを率いた経験があるザッケローニ氏がこの一戦に関してコメントを残しており、ミランからはFWラファエル・レオン、ユヴェントスからはFWドゥシャン・ブラホビッチをこの試合のキーマンに挙げている。
 
レオンは今季すでにリーグ戦4ゴール4アシストを記録するなどシーズン序盤から好調であり、押しも押されぬミランのエースとしてチームを牽引。ザッケローニ氏は彼について「調子の浮き沈みはあるが、最初のプレイに成功して波に乗ったら手のつけようがなくなる」と評している。
 
対するブラホビッチは9月こそゴールから遠ざかっていたものの、代表ウィーク明けの2試合で2ゴール1アシストと調子は上向き。ザッケローニ氏は彼の状態について「何も問題はない」と述べており、「ブラホビッチのような選手が前線にいればチームは大きな自信を持つことができる」とその存在感の大きさを指摘している。
 
もしユーヴェがこの試合で勝利を収めればセリエAの上位争いはさらに混沌を極めるが、ミランは逃げることができるか。両チームのエースの活躍に注目だ。

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