レスター残留を「後悔する必要はない」 ティーレマンスが牽引したい最下位からの脱却

ティーレマンスにかかる期待は大きい photo/Getty Images

今季のレスターはシーズン序盤から絶不調

今夏の去就が注目されながら、結局レスター・シティに残留となったベルギー代表MFユーリ・ティーレマンス。チームはリーグ最下位と絶不調に陥っているが、残留を後悔している訳ではないようだ。
 
今夏のレスターは長らくチームの守護神を務めてきたGKカスパー・シュマイケルがチームを去り、若き主力だったDFウェズレイ・フォファナも移籍。財政難の影響で補強もままならなかったが、他クラブから関心が寄せられていたティーレマンスやFWジェイミー・バーディ、MFジェイムズ・マディソンといった主力の引き留めには成功した。
 
しかし、18日に行われたトッテナム戦で6-2の大敗を喫し、今季のリーグ戦成績は1分6敗としたレスター。7試合を終えて獲得した勝ち点はわずかに1であり、今季唯一の未勝利クラブとなっている。
 
今月末の代表戦に向け、一度クラブを離れるティーレマンスはこのレスターの危機的状況について言及。英『Sky Sports』にてその内容が明かされている。
 
「レスターでは今タフな状況だから、ここ(ベルギー代表)で新鮮な空気を吸えるのは嬉しい。クラブでうまくいっていないことは明らかだ。僕たちはチームとしてできる限りのことをしているよ」
 
「連敗の影響はひとまとまりになって僕たちに襲いかかっている。このインターナショナルブレイクの恩恵を受けて、バッテリーを充電する必要がある。このことが頭の中をグルグルと回り続けているから、気晴らしするのはなかなか難しいけどね。子供たちだけが、時々そのことについて考えるのを妨げてくれるんだ」
 
「今のところ、自分の契約状況についてあまり多くを語るつもりはない。僕はいつも、(去就に関する)そのプロジェクトが適切ものでなければならないと言ってきたから、今夏はレスターを去らなかったんだ」
 
「レスターで今、状況が悪くなっているからと言って、僕が(残留を)後悔する必要はない」
 
ティーレマンスには現在リーグ首位に位置するアーセナルなども関心を寄せていたが、クラブの成績がどうあろうと、レスターのために戦うことになったこの潮流を嘆いてはいないようだ。レスターはここまでの7試合中4試合がビッグ6との対戦とスケジュール的にやや不利だった面もあり、修正次第ではここから巻き返しを図ることも十分に可能だろう。

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