“シティに緊急事態発生”ウォーカー、ストーンズが負傷離脱 セビージャ、トッテナム戦の右SBは誰がベスト?

カイル・ウォーカーは離脱が目立つようになってきた photo/Getty images

早くも守備陣の層が怪しくなってきた

プレミア3連覇、CL初優勝を目指すマンチェスター・シティだが、いきなり試練を迎えている。

英『Manchester Evening News』によると、7日に行われるCLグループステージ初戦セビージャ戦のトレーニングにカイル・ウォーカーとジョン・ストーンズが参加しなかったようだ。両者怪我での離脱と見られており、セビージャ戦を欠場することになる。重症ではなく軽傷とされているが、右サイドバックでプレイできる2人が一気に離脱した。

ストーンズはともかくウォーカーは怪我での離脱が多くなってきた。昨季の終盤はCLでの負傷が響きレアル・マドリードとのラウンド4では1stレグを欠場している。32歳とベテランの域に突入しており、そろそろ後釜を見つける必要がある。
そうなればセビージャ戦では誰が起用されるのか。一つは左SBでプレイするジョアン・カンセロを右に置き、左にネイサン・アケを配置する案だ。これまで何度か試したパターンであり、悪くない。

対戦相手であるセビージャは今季絶不調だ。ジエゴ・カルロス、ジュール・クンデと2人のCBを引き抜かれたことが関係しているといえるが、開幕からの4戦では1分3敗と未だ白星がない。直近のバルセロナ戦では0-3と完敗を喫しており、新加入のセルヒオ・ゴメスを試すのも悪くない。

週末にはトッテナムとのリーグ戦を控えており、守備面を重視するのであれば新加入のマヌエル・アカンジを右SBで起用しチームへの連係を深めるのも一つの手だ。スパーズのソン・フンミンとハリー・ケインのコンビには何度もカウンターからゴールネットを揺らされており、シティの天敵だ。それをカンセロやゴメスで防ぐのは不可能であり、身体能力を強みとする守備者が欲しい。アカンジは適任であり、彼がセビージャ、トッテナムとの2戦で起用されることは十分にあり得る。

移籍市場終盤でアカンジ獲得に動いたシティだが、その判断は正解だった。スイス代表、ボルシア・ドルトムントで多くの経験を積んでおり、守備に強みがある。シティへの適応は難しいとされているが、ここはアカンジに頼ることになるか。

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