シティに悲報“守備の要”カイル・ウォーカーが負傷交代 11日のスパーズ戦では誰がシティ・キラーを止めるのか

鉄人といわれたウォーカーも32歳だ photo/Getty images

ソン・フンミンを自由にさせたくない

マンチェスター・シティに緊急事態が起きた。1-1と引き分けたアストン・ヴィラ戦で先発し、終盤にベンチに下がったカイル・ウォーカーのことだ。

英『Manchester Evening News』によると、負傷での途中交代だと指揮官であるジョゼップ・グアルディオラは話している。前半ですでに問題が起きており、後半まで続行したが、フルタイム出場はできなかった。ドクターとはまだ詳しい話はしていないようで、復帰時期は明確に明かされていない。

トッテナムから移籍後怪我知らずだったウォーカーだが、近年は負傷での離脱が目立つようになってきた。ヴィラ戦では自ら歩いてベンチに下がっており、重症ではないといえるが、守備の要とされる選手であり、慎重に扱う必要がある。
ミッドウィーク開催のCLグループステージ初戦セビージャ戦ではウォーカーを欠くことになっても問題なさそうだが、プレミアリーグの次節トッテナム戦では欠くことが許されない必須の戦力である。守備面で重要なプレイヤーであり、スパーズの武器であるソン・フンミンをはじめとした高速カウンターを誰が止めることになるのか。

ヴィラ戦ではネイサン・アケを投入し、センターバックのジョン・ストーンズを右サイドバックに回している。昨季もストーンズが右SBを務めることがあり、ハイパフォーマンスを披露していたが、対ソン・フンミンではどうなるか分からない。繰り返されるスプリントによる怪我も心配であり、シティは誰を右SBに配置するのか。

新加入のマヌエル・アカンジがさっそくそのポジションで起用されるかもしれない。CBの選手だが右SBでもプレイできるユーティリティ性を持っており、ウォーカーほどではないが、快足を武器としている。

スパーズのようなゴール前にバスを置く相手に対して有効なアーリング・ハーランドを獲得したシティ。実際にすでに10ゴールと効果ありだが、守備陣の要であるウォーカーが起用できない可能性がある。起用できれば問題ないが、長いシーズンを考えれば休ませる選択肢もあり、ストーンズ、もしくはアカンジがソンと対峙することになりそうだ。

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