久保建英所属レアル・ソシエダは要注意 昨季レアルを破った“モルドバの強豪シェリフ”は今季も大物食いなるか

昨季レアル・マドリードにCLグループステージで土をつけたシェリフ photo/Getty images

堅守速攻でゴールを取りに来る

21-22シーズンのCLを圧倒的な勝負強さで制したレアル・マドリード。カリム・ベンゼマとヴィニシウス・ジュニオールの攻撃力、ティボー・クルトワの守備力を兼ね備えるレアルは決勝トーナメントでパリ・サンジェルマン、チェルシー、マンチェスター・シティ、リヴァプールを打ち破り、ビッグイヤーを獲得した。

異常なまでの勝負強さを見せたレアルだが、実は昨季のグループステージにて黒星を喫している。それが2021年9月28日にホームで開催されたシェリフ・ティラスポリ戦だ。1-2で敗れており、グループステージではシェリフが唯一レアルに土をつけたクラブとなっている。

そんなシェリフは今季ELのグループステージに参加しており、26日に行われた抽選会ではマンチェスター・ユナイテッド、レアル・ソシエダ、オモニア・ニコシア(キプロス)と同じグループEに振り分けられた。クラブの知名度だけでいえば2強2弱の構図となっているが、昨季シェリフはレアルだけでなく、シャフタール・ドネツクも倒しており、油断ならない相手である。
モルドバのディヴィジア・ナツィオラに所属しており、シェリフは現在リーグ7連覇中の絶対王者だ。リーグ創設後の優勝回数は20回と最も多く、モルドバリーグを代表する強豪クラブである。

レアル戦での大金星に貢献したアダマ・トラオレらはすでにチームを離れているが、スティエパン・トマス率いる新生シェリフは強力だ。堅守速攻をスタイルとして持っており、レアルやシャフタール・ドネツクを破った昨季のゲームではボール支配率が20%程度だったが、少ないチャンスを決めきり勝ち点3を獲得している。

リヴァプールに勝利したが、まだまだチームが不安定なユナイテッドはこのシェリフに注意する必要がある。鋭いカウンターを持っており、油断すれば足元をすくわれることも。

昨季のCL序盤戦を沸かせたシェリフ。今季はELからの参加であり、ユナイテッドや久保建英が所属するラ・レアルから勝ち点を奪うことができるのだろうか。

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