26日トルコのイスタンブールにて22-23シーズンのCLグループステージ抽選会が行われた。昨季の王者であるレアル・マドリードはグループFに入り、セルティック、ライプツィヒ、シャフタール・ドネツクと同組になった。レアルの1強という形のグループとなっており、決勝トーナメント進出は堅いといえる。
強豪揃いのいわゆる死の組となったのがグループCだ。バイエルン・ミュンヘン、バルセロナ、インテル、ヴィクトリア・プルゼニが同組に配置され、3強1弱というのが外から見たこのグループの印象だ。
バイエルンとバルセロナは2季連続での同組となった。昨季はグループEでバイエルン、ベンフィカ、バルセロナ、ディナモ・キエフが集まり、バルセロナはまさかの3位でEL
行きとなった。
その際バルセロナの前に立ちはだかったのがドイツ王者のバイエルンである。グループステージの2戦ではどちらも3-0とバイエルンが圧勝し、格の違いを見せつけている。
バルセロナはこの夏大型補強を行っており、昨季とは違うということを証明する必要がある。ロベルト・レヴァンドフスキ、ハフィーニャをはじめワールドクラスの即戦力を集め、リーガ・エスパニョーラ第2節レアル・ソシエダ戦ではリーグのライバルを4-1で撃破している。
そのゲームで印象的だったのがバルセロナの層の厚さだ。後半にアンス・ファティ、ハフィーニャ、ジョルディ・アルバ、セルジ・ロベルト、フランク・ケシエを投入して相手を圧倒した。
英『The Athletic』では今季のCLグループステージを展望しており、最も苦戦するのはバルセロナだと主張している。確かに補強は素晴らしいが、バイエルンやインテルなど各リーグで好成績を残すチームを圧倒するほどではないとの意見だ。シャビ・エルナンデスは革命に取り組んでいるが、未完成との意見もあり、ここから時間をかけてチームの練度を高めたいバルセロナからすれば今季の死の組入りは都合が悪い。
グループステージ第1節は9月7日、もしくは8日、2節は翌週の14日、もしくは15日に開催される。すでに1カ月を切っており、バルセロナはそれまでに強敵と打ち合う準備はできるのだろうか。