ユナイテッド、リヴァプール、チェルシーが早くも餌食に プレミア第4節“中堅クラブの反撃”に遭うのはどこ?

クリスタル・パレスがお得意様であるマンチェスター・シティから勝ち点を得るのか photo/Getty images

BIG6以外のクラブが強いのもプレミアの魅力だ

22-23シーズンのプレミアリーグは波乱続きだ。開幕戦でマンチェスター・ユナイテッドがブライトンに敗れ、リヴァプールはフラムと引き分けた。続く2節も同じくその2クラブが白星を挙げられず、3節ではリーズがチェルシーを打ち破った。中堅クラブがBIG6を倒す流れができており、4節でも同様のことが起きるか。

4節の対BIG6はサウサンプトン対ユナイテッド、チェルシー対レスター・シティ、マンチェスター・シティ対クリスタル・パレス、リヴァプール対ボーンマス、アーセナル対フラム、ノッティンガム・フォレスト対トッテナムの計6カードだ。

前節大敗したチェルシーや未だ未勝利のリヴァプール、ようやく白星を挙げたユナイテッドあたりは心配だが、現在無敗を継続しているシティも他人事ではない。
パトリック・ヴィエラ就任後のパレスは非常に強力であり、昨季は1勝1分とパレスが勝ち越している。ヴィエラがチームに仕込んだハイプレスがシティに有効であり、シティが最後にパレスに勝ったのは2021年5月と1年以上前の話になる。近年プレミアでは滅法強いシティ相手にここまでの好成績を残せるチームはそういない。

今季のシティはカイル・ウォーカーとジョアン・カンセロの2人のサイドバックを中盤に絞らせるダブル偽SBシステムを採用している。ウェストハム戦、ボーンマス戦では機能したが、3-3と勝ち点を落としたニューカッスル戦では早くも機能不全に陥った。そこをニューカッスルは見逃さずハイプレスの餌食にしている。

英『The Guardian』は週末のプレミアで注目すべき10のこととしてパレスの金星に期待している。その理由は前述したパレスの整備されたハイプレスであり、とくにウィルフレッド・ザハは強力だ。歳を重ねるごとに洗練されており、昨季のリーグ戦ではアイメリック・ラポルトをそのスピードを生かして退場させている。

3週連続プレミアで起きている中堅クラブの反撃。シティが対戦するパレスは近年でとくに苦手としている相手であり、ジョゼップ・グアルディオラ監督は何か策を練ってくるのだろうか。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.292 最強ボランチは誰だ

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:コラム

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ