アウクスブルク移籍の可能性浮上も所属クラブが噂を否定 ビーレフェルト奥川雅也はドイツ1部復帰叶わず

ドイツ2部のビーレフェルトでプレイする奥川雅也 photo/Getty images

昨季は8ゴールを挙げた

昨季はドイツ1部であるブンデスリーガのビーレフェルトでプレイし、リーグ戦で8ゴール1アシストと得点力が開花した奥川雅也。“古都のネイマール”のニックネームが付けられるなど生粋のドリブラーだったが、ドイツではボックス内でのポジション取りを得意とする“神出鬼没のストライカー”としての一面も見せており、得点を量産した。

そんな奥川の活躍もあったが、ビーレフェルトは2部へ降格。GKシュテファン・オルテガがマンチェスター・シティへ、MFパトリック・ヴィマーがヴォルフスブルクと降格を機に主力が引き抜かれており、奥川も彼らに続くと予想されたが、現時点ではビーレフェルトのメンバーとしてリーグ戦を戦い、1ゴール2アシストとすでに3得点に関与している。

独『Kicker』によると、ブンデスリーガで現在10位につけるアウクスブルクが興味を示しているようだ。ローンでの獲得を希望しており、奥川を欲しがっている。
だが同紙によると、正式なオファーはなく、奥川がチームを去ることはないとビーレフェルトは移籍の噂を否定している。買い取りオプション付きのローンの可能性があったが、ブンデスリーガ復帰とはならないようだ。

ドイツのトップカテゴリーでプレイできないことは残念だが、ビーレフェルトでは開幕から5試合連続で先発し、計3ゴールに絡む大活躍だ。チームの成績は1分4敗と褒められたものではないが、ビーレフェルトであれば奥川はほぼ確実に出場機会を得られる。継続して数字も残しており、シーズンが始まった段階で移籍するよりも慣れ親しんだビーレフェルトで経験を積み、ステップアップの準備をするのが得策だといえる。

昨シーズンから得点への関与が目に見えて増えている奥川。ストライカーとしての一面も見せており、今季はさらなる飛躍を掴むか。

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