古橋は5大リーグでも戦えるか セルティックで得点王を獲得したFWはプレミアでもがいていた

クリスタル・パレスでプレイするオドソンヌ・エドゥアール(左) photo/Getty Images

スコットランドから5大リーグへのステップアップは理想的だが……

スコットランドの名門セルティックで結果を出した選手の中には、5大リーグのクラブに引き抜かれる者も少なくない。キャリアを考えればセルティックから5大リーグへのステップアップは理想的だが、5大リーグのレベルの高さに躓く者もいる。

昨夏にセルティックを離れ、イングランドのクリスタル・パレスへ加入したFWオドソンヌ・エドゥアール(24)はどうだろうか。

187cmのサイズに加えて柔らかい足下の技術があると期待されてきたエドゥアールは、セルティックで通算179試合87ゴールという見事な数字を残している。スコットランド国内リーグでは得点王のタイトルを手にしたこともあり、理想的な形でスコットランドからイングランドへのステップアップを果たしたのだ。
しかし、やはりプレミアリーグの壁は厚い。クリスタル・パレスが中堅クラブであることも考慮すべきだろうが、昨季はリーグ戦6ゴールに留まった。後半戦はベンチに座るケースも増え、セルティックで3シーズン連続二桁ゴールを記録したストライカーとしては物足りない数字だ。

今季も開幕3試合はノーゴールのスタートで、23日に行われたオックスフォードとのEFL杯・2回戦で今季初得点を記録した。この立ち上がりに、指揮官パトリック・ヴィエラはさらなる活躍が必要だと発破をかける。

「今日の試合で見せたものこそ彼が必要としているものであり、ゴールを決めることで自信がつく。彼はボックス内でもっと決定的にならないとね。本当に才能ある選手だし、ボールを持ってあらゆることができる。動きは素晴らしいよ。だからこそもっと彼に要求し続けないといけない。もっと多くのことを求めないと」(英『Independent』より)。

セルティックは昨夏にエドゥアールをクリスタル・パレスへ手放し、その後釜として日本代表FW古橋亨梧を獲得した。その古橋もスコットランド国内では見事な結果を残しており、日本のサッカーファンの中には5大リーグ挑戦を望んでいる人もいるだろう。

だが、スコットランド国内リーグと5大リーグではレベルに差があるのも事実だ。ここまではエドゥアールも苦戦気味と言ってよさそうで、改めて5大リーグ、特にイングランドのレベルの高さを感じる結果となっている。

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