26歳にしてトップリーグからリタイア “トッテナムの未来”として期待された男はトルコで再起目指す

ベシクタシュ移籍が濃厚なデレ・アリ photo/Getty images

移籍間近となっている

26歳にしてイングランドでの旅は終わってしまうのか。エヴァートンのMFデレ・アリのことだ。

現在イングランドの3部リーグに相当するミルトン・キーンズ・ドンズでキャリアをスタートさせたアリ。その後は素晴らしいパフォーマンスを披露し、瞬く間にイングランドのトップカテゴリーであるプレミアリーグのトッテナムに引き抜かれた。移籍後は問題なくチームに馴染み、15-16シーズンには10ゴール9アシストを記録するなど、大ブレイクを果たした。同年にはイングランド代表に初招集され、EURO2016のグループステージ全3試合に出場している。

その後もアリの飛躍は止まることを知らず、16-17シーズンには18ゴール7アシスト、17-18シーズンには9ゴール10アシストとコンスタントに数字を残すスーパースターとして当時のマウリシオ・ポチェッティーノ率いるスパーズをけん引している。
しかし翌18-19シーズンは5ゴール3アシストに終わると、一気に評価が下がり、ジョゼ・モウリーニョには冷遇されることに。ヌーノ・エスピリト・サント、アントニオ・コンテに監督が代わっても状況は変わらず、昨季の冬にエヴァートンに完全移籍を果たしている。

だがそのエヴァートンでも332分しかプレイせず、新シーズンとなった22-23シーズンもフランク・ランパードのもとで38分しか起用されていない。

英『Daily Mail』によると、トルコのベシクタシュへローン移籍するようだ。買い取りオプション付きの移籍であり、すでにトルコのイスタンブールに到着し、メディカルチェックを行う予定だ。

アリの評価は一気に下落し、トップフォームに戻ることはなかった。一時はハリー・ケイン、ソン・フンミンにも劣らぬ輝きを見せていたが、26歳の若さでイングランドを去るようだ。全盛期は卓越した足元の技術、チャンスメイク、得点力を備えた選手で、何より若かった。今ですらまだ26歳と今後に期待できる年齢だが、トルコで復活を掴めるのだろうか。

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