アルバレスがゴール、S・ゴメスがシティデビュー 3-3の打ち合いとなったバルセロナ戦でシティが得た収穫

フリアン・アルバレスはゴールを決めた photo/Getty images

27日には早くもクリスタル・パレスと対戦する

マンチェスター・シティは25日のバルセロナとの親善試合を戦い、3-3のドローに終わった。筋萎縮性側索硬化症(ALS)の撲滅に向けたチャリティーマッチであり、ここで得た収益は研究資金に充てられる。

22日にニューカッスルとの壮絶な打ち合いを演じ、週末には昨季勝てなかったクリスタル・パレスとの対戦が控えているシティは多くの若手や控え組をこのバルセロナ戦で起用した。

このバルセロナ戦ではいくつかの収穫があり、その一つがフリアン・アルバレスのパフォーマンスだ。ライバルがアーリング・ハーランドということもあってどうしても控えとなってしまうが、アルゼンチン代表に選ばれていることもあり、アルバレスも飛び抜けた能力を持つ存在である。173cmとサイズはないが、少し降りてのポストプレイや動き出し、決定力、パスセンスが高く、昨季までシティが軸としていた偽9番にマッチしたストライカーだ。バルセロナ戦ではしっかりとゴールを決めており、シーズンが進むにつれて過密日程となる中でチームを助ける存在になるだろう。
次に新加入のセルヒオ・ゴメスだ。アンデルレヒトからやってきた左サイドバックで、現バーンリーのヴァンサン・コンパニの教え子である。元は攻撃的なMFであり、アンデルレヒトで左SBにコンバートされた。

英『Manchester Evening News』では「素晴らしいスタートを切った。彼はすでにグアルディオラの基準に達している」と高い評価を得ており、ジョアン・カンセロの負担軽減を期待されている。

3失点となったが、シュテファン・オルテガのパフォーマンスも素晴らしかった。シティらしい足元の技術に長けたGKであり、今後行われることになるカップ戦ではエデルソン・モラレスではなく、オルテガが守護神となるだろう。エデルソンと競える能力を持っており、期待されている新加入選手の一人だ。

今後の長いシーズンに向けて新戦力や若手を試したシティ。とくにアルバレスやゴメス、リコ・ルイスら若手は起用の機会が多いと考えられており、スリムなスカッドを持つシティを支えることになるのだろうか。

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