テン・ハーグはオフ返上の約14km走を選手たちに命じる 4失点大敗の試合で圧倒的に走り負けていたマンU

ブレントフォードに走り負けたマンU photo/Getty Images

次節はリヴァプール戦

プレミアリーグ第2節でブレントフォードに大敗し、開幕2連敗となってしまったマンチェスター・ユナイテッド。エリック・テン・ハーグ監督は休日返上で選手たちにトレーニングを課したようだ。

ブライトンとの開幕戦で1-2の敗北を喫していたマンUは、ブレントフォード戦でコンディションの上がりきっていなかったFWクリスティアーノ・ロナウドを先発起用。他にも、ブライトン戦の後半から取り入れられた、MFクリスティアン・エリクセンの3列目起用をスタートから採用するなど、できる限りの対策を施してブレントフォード戦に臨んでいた。

しかしこの試合では、試合開始から35分までの間に4失点を喫してしまい、前半で勝ち目がなくなってしまう。後半開始から選手交代を行うなど、なんとか体勢を立て直し、その後の失点は免れたが、チームには絶望的な雰囲気が漂った。

英『Daily Mail』によれば、テン・ハーグ監督は休日の予定だったブレントフォード戦の翌日に、選手たちをトレーニング場へと呼び出し、8.5マイル(約13.7km)を走らせたという。ブレントフォードは気温が30度を越える中、マンUより8.5マイル多い走行距離を記録していたようで、テン・ハーグ監督はそれと同じ距離を走らせることによって、選手たちを罰したようだ。

サッカー選手の走行距離は、90分でだいたい10km前後と言われている。8.5マイル走り負けたということは、走行距離が選手1人分少ないのと同義であり、10対11で試合に挑んでいるようなもの。不利な状況に陥るのは当然だろう。

テン・ハーグ監督の戦術が浸透しきっていないために、ポジション取りに迷いが生じ、その分走行距離が減っているなどといった要因もあるのかもしれないが、いずれにせよこれは大問題。23日には強敵・リヴァプールとの一戦が控えているが、勝ち点を得られずとも、せめて改善の兆しを見せてほしいところだ。

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