今度は三好が活躍するターン? ナインゴラン、アルデルヴァイレルト揃うアントワープ快進撃

開幕から好調なナインゴラン photo/Getty Images

三笘、伊東に続くブレイクを

ベルギーの勢力図に変化が起こるか。国内リーグのジュピラー・プロ・リーグにて、今季唯一の開幕3連勝スタートを切ったのはMF三好康児が所属するアントワープだ。

昨季は日本代表MF三笘薫が所属していたロイヤル・ユニオン・サン・ジロワーズが旋風を巻き起こしたが、サン・ジロワーズからは三笘、FWデニス・ウンダフが退団。今季開幕からは1勝1分1敗と少々出遅れた。2人の退団の影響はまずまず大きいだろう。

プレイオフでサン・ジロワーズを破ったクラブ・ブルージュも1勝1分1敗、日本代表FW伊東純也が抜けたヘンクは2勝1敗でアントワープを追っているが、伊東退団の影響は如何ほどか。
アントワープに注目したい理由は三好以外にもある。今夏にはカタールのアル・ドゥハイルからベルギー代表DFトビー・アルデルヴァイレルトを獲得しており、早くもキャプテンマークを任されている。現役ベルギー代表センターバックの加入は大きなプラスだ。

また、メキシコのモンテレイからは最近ルイ・ファン・ハールからオランダ代表招集を受けたことで話題を呼んだFWフィンセント・ヤンセンが加入。エールディヴィジなどで実績を上げてきたストライカーで、まだ28歳だ。バックアッパーFWとしてヤンセンも調子を上げてくれば心強い。

そのヤンセンを抑えてセンターフォワードの位置を守っているのは、昨季リーグ戦で24ゴールを挙げたスイスの大型FWミヒャエル・フライで、今季も開幕から3ゴールと好調だ。

そしてもう一人。以前はベルギー代表でもプレイしていたMFラジャ・ナインゴランが好調なのだ。リーグ戦では7日のルーヴェン戦で1ゴール、ヨーロッパ・カンファレンスリーグ3次予選のリールストロムSK戦の1stレグで2ゴールを挙げるなど、見事なスタートだ。

三好にまだゴールは生まれていないが、リーグ戦で出番は得ている。ナインゴラン、アルデルヴァイレルトのベルギー黄金世代がいることも心強く、今季は三好擁するアントワープに旋風を起こしてほしいところだ。

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