1年ぶりの日本代表にも期待の“川崎の14番” 脇坂泰斗が持ち味発揮して大勝に貢献

脇坂のパスは日本代表の武器にもなる photo/Getty Images

昨年3月に日本代表デビューを飾った

川崎フロンターレはJ1第21節でガンバ大阪と対戦。川崎が前半に4ゴールを奪って4-0で勝利した。この試合で1得点を記録した脇坂泰斗は、高精度のパスを供給してチームの大勝に貢献している。

前半でG大阪の奥野耕平が退場したことで序盤から数的有利な展開となった川崎。すると1点をリードした20分、マルシーニョからのパスを受けた脇坂は前線のレアンドロ・ダミアンへと鋭いクサビのパスを入れる。L・ダミアンは巧みに相手守備をかわしてマルシーニョへラストパスを送り、追加点へとつなげた。脇坂が起点となって川崎が欲しかった追加点を奪う。

さらに10分後には左サイドバックの佐々木旭のグラウンダーのクロスにマルシーニョがスルー。中央で待っていた脇坂がファーポストへ流し込み、3点目を決める。2ゴールに絡む活躍を見せ、チームの3試合ぶりの勝利に脇坂の存在は欠かせなかった。
今季から中村憲剛の14番を引き継ぎ、司令塔としてここまで18試合に出場。2ゴール6アシストとラストパスでチームに貢献しており、“川崎の14番”として存在感を発揮している。連覇以前の圧倒的な強さは鳴りを潜める今季の川崎だが、後半戦での逆襲に向けて彼の鋭いパスがチームを支えることになるだろう。

また7月後半には国内組で構成される日本代表へのチャンスもある。昨季、国際親善試合の韓国戦で初出場した脇坂だが、これ以降は代表に呼ばれる機会はなかった。元チームメイトの田中碧や守田英正など代表の主力となる彼らに脇坂も続きたいところだろう。森保ジャパンでの活躍に期待の司令塔が今後も楽しみだ。

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