ヴェルナーは移籍すべきなのか イングランドで苦しむ韋駄天ストライカーのこれから

イングランドで苦戦中のティモ・ヴェルナー photo/Getty images

批判されるほど悪い選手ではないが

ブンデスリーガのライプツィヒで得点を量産し、プレミアリーグのチェルシーに引き抜かれたティモ・ヴェルナー。ドイツ時代はリーグ戦だけで28ゴールを奪うこともあったが、イングランドでは決定力不足を露呈しており、チームを満足させられる数字は残せていない。

英『Sky Sports』によるとチェルシーはユヴェントスのマタイス・デ・リフト獲得を目指しており、その交渉にヴェルナーがトレード要員として含まれているようだ。が、ユヴェントスはこれを拒否したという。

このことが本当なのであればヴェルナーはトーマス・トゥヘル監督の構想に入っていないのかもしれない。クラブはスピードタイプのアタッカーの獲得を目指しており、マンチェスター・シティのラヒーム・スターリングが候補として挙げられている。前線の中央でプレイできるという点で共通しており、スターリングの獲得が決まればヴェルナーは売りに出されることになるか。
英『90min』では今夏移籍すべき選手としてヴェルナーを挙げている。やはり決定力不足が原因であり、ユヴェントスやバイエルン・ミュンヘン、ボルシア・ドルトムントが候補だ。

イングランドでのキャリアは思うようにいっていないヴェルナーだが、決定力不足さえ改善されれば素晴らしいプレイヤーだといえる。昨季の終盤は積極的に起用されるようになり、レアル・マドリードとのCLラウンド8では貴重なゴールを決めている。オフザボールでの動き出しの質はピカイチであり、守備では献身的な姿勢を見せる。プレミアやCLのタイトルを争うチームでは物足りないのかもしれないが、放出するには惜しい人材だ。

ドイツ時代はリーグ戦でゴールを量産するも、プレミアではリーグ戦で未だ二桁得点に乗せられていないヴェルナー。ただそれ以外の部分ではトップレベルでも通用するものを持っており、欲しがるクラブは多いはずだ。英『football.london』によればリヴァプールが獲得に手を挙げたなんて話も出ており、今後の去就に注目したい。

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