ソシエダ退団のヤヌザイは新天地をどこに求める ウェストハムでモイーズ監督と3度目の再会も

モイーズ監督と再会か photo/Getty Images

アレックス・ファーガソン氏にも期待されていた才能

かつてマンチェスター・ユナイテッドで10代の頃から活躍し、元日本代表MF香川真司ともポジションを争ったベルギー代表FWアドナン・ヤヌザイ。今夏にウェストハムへと加入し、恩師デイビッド・モイーズ監督と再会する可能性もあるようだ。

ヤヌザイとレアル・ソシエダの契約は今季までとなっており、すでにクラブからは正式に退団が発表されている。ドルトムントやサンダーランドへのローン移籍を経て、2017年にソシエダへと完全移籍を果たしたヤヌザイは、そこから5年間をこのクラブで過ごした。

スペイン『Diario de Sevilla』によれば、レアル・ベティスやナポリ、ウェストハム、バルセロナといったチームがヤヌザイの獲得に興味を示しているという。ソシエダの1つ上の順位でシーズンを終え、今季の国王杯を制したベティスに加わるのも面白そうではあるが、それ以上に気になるのはやはり恩師が率いるウェストハムだろう。

2013-14シーズンにマンUでトップチームデビューを果たしたヤヌザイは、モイーズ監督の下で攻撃の一端を担った。モイーズ監督が解任されたことにより一度は離れ離れになったものの、2016-17シーズンにサンダーランドで2人は再会。今回のウェストハム行きが実現すればヤヌザイとモイーズ監督は3度目の共演となる。

同メディアによれば、ヤヌザイは6月の代表活動に参加していることもあり、今月末まで決断を急がない意向のようだ。ヤヌザイにとってモイーズ監督は自らを最も輝かせてくれる指揮官の一人であるはずだが、噂に挙がっている他のクラブも魅力的な選択肢だろう。

香川とポジション争いをしていたマンU時代からはすでに8年が経ち、ヤヌザイも20代後半に差し掛かった。一般的にはピークと言える時期を次のクラブで迎えることになりそうだが、はたして彼の新天地はどこになるのだろうか。

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