昇格となれば98-99シーズン以来となる快挙に? ノッティンガム・フォレストを支える平均20歳のヤング・タレントたち

ノッティンガム・フォレストで躍動するブレナン・ジョンソン photo/Getty images

今季は後半戦で一気に順位を上げた

プレミアリーグではすでにノリッジとワトフォードの降格が決まっている。今季チャンピオンシップから上がってきた昇格クラブだが、1シーズンでプレミアを去ることになった。

2部から上がってくるクラブはすでに2チームが決まっている。リーグ優勝を果たしたフラムと2位でシーズンを終えたボーンマスだ。フラムは20-21シーズンぶり、ボーンマスは19-20シーズン以来となるプレミアを来季戦うことになる。

その昇格3クラブ目の椅子は現在プレイオフで争われており、30日に聖地ウェンブリーで開催されるハダーズフィールド対ノッティンガム・フォレストの勝者が手にすることになる。

ノッティンガム・フォレストはUEFAチャンピオンズリーグの前身の大会であるUEFAチャンピオンズカップの2連覇を経験したことのある古豪だ。それでも、プレミアーグの舞台からは遠ざかっており、昇格となれば1998-99シーズン以来の快挙となる。

そんなノッティンガム・フォレストは昇格プレイオフ準決勝でリーグ5位フィニッシュしたシェフィールド・ユナイテッドと対戦。2戦合計スコア3-3となり、最終的にPK戦で勝利を掴んだ。

その中心となっているのが、ビッグクラブから注目を集める若手たちだ。まずは右ウイングバックを務めるジェド・スペンス(21)だ。FAカップ3回戦でアーセナルと対戦した際に右サイドで躍動したスペンス。そのゲームでは勝利を掴むことになり、後日敗れたアーセナルが獲得に興味を持っていると報じられた。縦への推進力とテクニック、強度の高い守備を提供できる選手で、来夏の人気銘柄となる可能性は高い。

次は中盤でタクトを振るジェイムズ・ガーナー(21)だ。マンチェスター・ユナイテッドからのローンプレイヤーで、パスを武器に攻撃を活性化させることができる。チャンスメイクだけでなく、ゲームメイクも可能な選手で、プレイオフのシェフィールド戦でも際立つ活躍を披露している。来季はユナイテッドのトップチームでプレイすることが期待されており、注目の若手だ。

今季リーグ戦で18ゴール10アシストを記録したスコアラー、FWブレナン・ジョンソン(20)もいる。10代でウェールズ代表デビューを飾った逸材で、今季大きな飛躍を見せている。テクニカルなドリブルを軸としたスタイルを持っており、自分でゴールを取りながら味方にアシストもできる万能性を見せる。

この3人はノッティンガム・フォレストがたとえ昇格プレイオフで敗れたとしても、個人昇格をすることができるクオリティの持ち主だ。チームの軸を担っており、英『THE SPORTSMAN』では「次世代のスターを揃えるノッティンガム・フォレスト」として紹介されている。プレイオフの決勝ではヤング・タレントのプレイに注目して見るのも面白いかもしれない。

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