アルゼンチン“次代の才能”はアメリカへ向かった 予想外のMLSでスタート切った逸材

アトランタ・ユナイテッド行きを選んだアルマダ photo/Getty Images

徐々にMLSに馴染み始めたか

欧州5大リーグへの挑戦へ向かうと思いきや、アルゼンチンに出てきた次代の才能が選んだのはアメリカ・MLS行きだった。

今年2月に話題を呼んだのは、アルゼンチンのベレス・サルスフィエルドからアメリカのアトランタ・ユナイテッドへ移籍した21歳のアルゼンチン人FWティアゴ・アルマダだ。

昨夏の東京五輪にもアルゼンチン代表の一員として参戦した171cmのアタッカーは未来のエース候補の1人であり、ベレス・サルスフィエルドでは通算100試合に出場。24得点10アシストの成績を残しており、欧州のクラブも目をつけていた。
それだけにアメリカ行きはちょっとしたサプライズだったが、その新天地でも徐々に結果が出始めている。MLS開幕からはやや低調だったが、15日に行われたニューイングランド・レボリューション戦で1得点1アシストの活躍を披露。その3日前に行われた国内カップのナッシュビル戦でも得点を挙げており、アトランタ・ユナイテッドではここまで9試合に出場して3得点2アシストの成績を残している。

アルマダにつけられた市場価値は1800万ユーロで、これは現在MLSでプレイする選手の中では最高額だ。まだA代表ではプレイしていないが、すでに招集はされている。MLSでプレイする決断を下したアルマダがワールドカップメンバーに選ばれるかは分からないが、アルゼンチン期待の若手であることは間違いない。

年齢もまだ21歳と若く、MLSを経由して欧州トップリーグへ向かうことも可能だ。南米の有望株が欧州ではなくMLSへ向かうのは時代を感じるところもあるが、アルマダはMLSで1年目からどんな成績を残してくるのか。その活躍には欧州のクラブも目を光らせているはずだ。

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