来季はチェルシーで勝負できるか レンタル移籍で磨かれるU-21オランダ代表DFの才能

今季は2部へ武者修行に出ているマートセン photo/Getty Images

今季は英2部でプレイ

現時点ではまだ無名の存在。しかし、この男は数年後にチェルシーの左サイドを支える主力となっている可能性もありそうだ。2021-22シーズン、武者修行先で非常に印象的な活躍を見せているブルーズの若手がいる。

その若手とは、現在チャンピオンシップ(英2部)のコベントリー・シティへとレンタルされているU-21オランダ代表DFイアン・マートセン(20)。2018年夏にPSVからチェルシーに引き抜かれたレフティーは、武者修行先で徐々にその能力を開花させつつあるのだ。

ポジションこそ違えど、MFメイソン・マウントやDFリース・ジェイムズも数年前までは彼と似たような立場だった。それだけに、今後マートセンのブレイクには大いに期待がかかる。今季はチャンピオンシップでここまで36試合に出場し、左WBや左SBとしてチームの主力になっている同選手。まだ少し粗削りな面は残っているものの、アグレッシブなタックルやドリブルには目を見張るものがある。
時には攻撃的MFも任されるほどの技術も兼ね備え、今後の成長次第ではマルコス・アロンソやベン・チルウェルとも勝負できる左WBとなっていくかもしれないマートセン。トーマス・トゥヘル監督の細やかな戦術を学ぶ時間は必要かもしれないが、今夏復帰となれば非常に楽しみな逸材であることは間違いない。これまでも優秀な人材を数多く輩出してきたチェルシー・アカデミーから、今後はまた面白い才能が出てくることとなりそうだ。

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