1試合で空中戦に“19回”も勝つ男 33歳になっても衰えぬエアバトラーの脅威

キャロルの高さは今も健在 photo/Getty Images

イングランド2部では抑えきれない

33歳になってもその高さとパワーは健在だ。

9日に行われたプレミア・チャンピオンシップ(イングランド2部)第41節のWBA対ストーク・シティの一戦で驚きの数字を残したのは、今年1月にWBAと契約を結んだ元イングランド代表FWアンディ・キャロルだ。

ニューカッスル、リヴァプールでもプレイ経験のあるキャロルは193cmのサイズを誇るエアバトラーだが、このストーク戦では何と19回もの空中戦勝利数を記録。もちろんこの数字は両チーム合わせて最多だ。
相手のクロスやロングボールを跳ね返すセンターバックならまだしも、前線でターゲットマンになるセンターフォワードのキャロルが19回も空中戦に勝つとは恐ろしい。チームは1-3で敗れたが、この数字は非常に印象的だ。

キャロルは今季途中からのプレイとなっているため出場時間そのものは1367分間に留まっているが、1試合平均の空中戦勝利数は7.4回を記録している。これは現在イングランド2部では最多の数字だ。

また前節のボーンマス戦では貴重な得点も記録しており、やはりキャロルは不思議な魅力を持った選手だ。リヴァプールのようなビッグクラブでは思うような結果が出なかったが、中堅や下位のクラブにとって高さとパワーで勝負してくれるキャロルのような存在は貴重だ。特にフィジカルバトルの激しいイングランドのサッカーにはよく合っている。

クラブとの契約は今季限りとなっているが、この身体能力ならまだ戦えるのではないか。その高さは今も相手の脅威になっている(数字は『WHoScored』より)。

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