プレミアトップクラスの選手が3500万ポンドで獲得可能? 移籍希望を口にしたベルギー代表の移籍先候補とは

移籍希望を公言したユーリ・ティーレマンス photo/Getty images

どこに行くのか

プレミアリーグで奇跡の優勝を果たし、クラブの格を上げたレスター・シティ。その後はエンゴロ・カンテやリヤド・マフレズといった主力を売却し、そこで得た資金でチームの強化に成功している。その成果もあって昨季は「ミラクル・レスター」後、最も優秀なプレミア5位でフィニッシュしており、BIG6の牙城を崩す存在として期待されていた。

しかし、今季は主力にけが人が続出し、27試合を消化して10位に。昨季と比べれば消化不良のシーズンとなっている。そういったこともあってか主力とされる選手の移籍話が多くなっており、その一人がベルギー代表のMFユーリ・ティーレマンスだ。

アンデルレヒト、モナコと各リーグの名門を渡り歩いてきた精鋭で2019年からレスターでプレイしている。運動量のある中盤であり、守備に貢献しながら、推進力のあるドリブルや高精度のパスで攻撃にも貢献することができる。ウィルフレッド・エンディディとのコンビは素晴らしく、プレミアトップクラスのダブルボランチだ。

そのティーレマンスに移籍の可能性があるとする根拠は、彼自身の発言だ。ベルギーメディアである『Het Nieuwsblad』ではCLでプレイしたいとの胸の内を明かしており、今のレスターでは来季のCL参戦はほぼ不可能だ。CLに出場する可能性があり、中盤を欲しがっている噂のあるクラブであれば、アーセナルやマンチェスター・ユナイテッドがそうだ。この2クラブは以前から噂に挙がっており、どちらも運動量のあるティーレマンスタイプの中盤を欲しがっている。英『METRO』によると、3500万ポンド(日本円にして約56億円)で獲得可能だと報じており、取らない手はない。現在は移籍市場がインフレしており、ティーレマンスクラスをその値段で獲得できればお買い得となる。

しかし、ここ最近のティーレマンスのパフォーマンス低下は気になるポイントだ。ここまでの積み上げてきた実績であれば、文句なしのプレイヤーだが、0-2で負けたアーセナル戦のようにベンチスタートが散見されている。確かにファウルやボールロストといった細かいミスが多く、昨季のような出来ではないのが確かだ。それをブレンダン・ロジャーズ監督も見抜いており、そういった意味でのベンチスタートなのだろう。

ここまでの実績であれば3500万ポンドは安いティーレマンス。CL出場を目標と口にしており、移籍先はシーズン終了後に明確となりそうだ。

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