「天からの贈り物」だとシャビも大喜び 得点力不足のバルセロナに現れた理想的なストライカー

バルセロナで大活躍しているオバメヤン photo/Getty images

スペインの地で再び輝いている

直近のオサスナ戦では4-0で勝利し、リーグ戦では4連勝達成となったバルセロナ。前ロナルド・クーマン体制に見られた暗い雰囲気はすっかり消えており、以前の強かったバルセロナに戻りつつある。

そんなバルセロナだが、冬の補強が大成功となった。正式に冬に加わったダニエウ・アウベスは右サイドバックとして欠かせない存在となっており、ビルドアップではセルヒオ・ブスケッツ並に貢献度が高い。アダマ・トラオレはプレミアで見せていたドリブルをリーガ・エスパニョーラでも披露しており、フェラン・トーレスも徐々にゴールが増えてきた。そんな新加入組の中でも、特にピエール・エメリク・オバメヤンの加入が大きい。

今冬の移籍市場でアーセナルからバルセロナにやってきたオバメヤン。アーセナルでは規律違反もあってかトップチームでは戦力としてプレイできておらず、クラブとの契約を解除してバルセロナにやってきた。

移籍当初の期待感はトーレスやトラオレより下だったかも知れない。ウイングとしては切れ味のあるトラオレに分があり、ストライカーであればすでにシティからトーレスを獲得していた。しかも、そのトーレスは22歳と若く、マンチェスター・シティでは偽9番を叩き込まれている。が、現状でセンターフォワードを任されているのはオバメヤンだ。

アーセナルでは批判の対象であったガボン代表FWだが、CFとしての基本的なレベルが高い。187cmとサイズがあり、ポストプレイや裏への抜け出しは高水準なものを持っている。守備でも献身性を見せており、何より得点を奪える選手だ。ここまで6試合にしか出場していないが、すでに5ゴールとリーグ戦ではメンフィス・デパイに続くチームで2番目の得点源になっている。まさにストライカーとしての理想形だ。

指揮官であるシャビ・エルナンデスもオバメヤンの活躍には大喜びであり、「(オバメヤンは)天からの贈り物です」と英『The Athletic』に語っている。

アーセナルでは冷遇されるも、32歳にして再び自身の居場所を見つけたオバメヤン。18日はELラウンド16ガラタサライ戦や21日にはレアル・マドリードとのクラシコが予定されており、そこでもオバメヤンの特徴的なゴールパフォーマンスが見られることに期待だ。

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