アーセナルは再び“お買い得”を狙う? 1500万ポンドで獲得可能とされるリヨンのウーデゴー

アーセナルが狙うリヨンのカケレ photo/Getty images

走力と賢さを兼ね備える

夏の移籍市場での動きとは一転、冬の移籍市場では即戦力の補強はなかったアーセナル。ストライカーの必要性が騒がれたが、現状の日程ではアレクサンドル・ラカゼットとエディ・エンケティアの二人で十分であり、アーセナルフロントの先見の明が証明される冬となった。

しかし、来夏となればまた話は変わり、補強の必要性が出てくるだろう。現状はプレミア4位であり、残り12試合で大崩れしなければCL、最悪ELは堅い。そうなれば現スカッドではスリムすぎてガス欠してしまうのが目に見えている。

そこで獲得候補に挙がっているのが、リヨンのMFマクサンス・カケレだ。英『football.london』によれば以前からアーセナルはカケレを狙っており、アプローチを仕掛けていたという。カケレは2023年でリヨンとの契約が満了となり、カケレは年俸のアップを望んでいるがリヨン側はそれを良しとしておらず、来夏での放出が濃厚となっている。

リヨンの下部組織で育った生え抜きのカケレ。22歳と若い選手だが、今季はリーグ・アンで28試合に出場しており、チームの中心として戦っている。中盤を主戦場としており、トーマス・パルティをアンカーに置く、[4-1-4-1]であれば右のインサイドハーフとしてミケル・アルテタ監督は考えているようだ。移籍金は1500万ポンド(日本円にして約23億円)といわれており、獲得できればボローニャから冨安健洋を加えたようなお買い得な補強となるだろう。

豊富な運動量を生かし攻守に貢献できるタイプで、28試合に出場してパス成功率は85%と高く、タックル成功数69回はリーグ・アンで6番目の数字だ。パスを捌きつつ、守備での強度を落とさない選手であり、スタイルだけでいればマルティン・ウーデゴーに近いか。彼も攻守の強度が高く、なくてはならない存在に成長している。カケレも同じように計算できれば当分は中盤の戦力に困ることはない。

アーセナルの来夏のメインターゲットである中盤でリストアップされているカケレ。22歳の若さ、中盤での強度の高さ、そして安さと三拍子揃っており、来季彼が赤いユニフォームに袖を通すことになるのだろうか(データは『SofaScore』より)。

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