レアルは惜しい人材を逃した アーセナルでベルナルド並みの貢献度を見せるノルウェーの宝石

アーセナルでは欠かせない存在となっているウーデゴー photo/Getty images

ここまで走れて上手い選手はそういない

プレミアでは1月のバーンリー戦から負けのないアーセナルは14日にホームでレスター・シティと対戦。セットプレイからトーマス・パルティがゴールを決めて先制すると、後半にアレクサンドル・ラカゼットがPKから追加点を挙げている。今季は不調続きなレスターに対し、アーセナルは攻守両面で圧倒しており、チーム全体での調子の良さがうかがえる。

そんなアーセナルだが、今季から完全移籍で加入したマルティン・ウーデゴーが絶好調だ。レスター戦で今季のプレミアは24試合目の出場であり、その中で5ゴール3アシストを記録している。

彼の武器は複数あるのだが、その中でも際立っているのは豊富な運動量と、攻撃を前進させることができるパスやドリブルだ。中盤の狭いエリアでボールを受けても失うことなく、次につなげることができ、彼やアンカーのパルティがいることで主導権を握って戦うことができる。ドリブルで運ぶことも可能で、スタイルでいえばマンチェスター・シティのベルナルド・シウバが近い。彼のように各局面に顔を出してサイドや中央にボールを運んで前線のブカヨ・サカやガブリエウ・マルティネッリといった選手にパスを供給している。ボックス・トゥ・ボックスの汗かき役だが、それでいて創造性を持っており、このタイプの選手は希少である。

英『90min』の採点ではゴールを決めたパルティやラカゼットと並ぶ最高点の「8」を与えられており、アーセナルの中心だと絶賛されている。英『football.london』でも同様に評価が高く、今季のウーデゴーは傑出していると報じている。

前所属のレアル・マドリードでは出番を得られなかったノルウェー代表MFだが、アーセナルでは欠かせない戦力となっている。運動量に加え、インテリジェンスと技術を高水準で兼ね備えたプレイヤーであり、今後も評価は上がり続けるだろう。

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