続々と出てくるシティアカデミーの有望株たち 次なるフィル・フォーデンになるのは誰だ

ジェイムズ・マカティやイーガン・ライリー、ルーク・ムベテら若手を起用したマンチェスターシティ photo/Getty Images

期待できる選手が多い

マンチェスター・シティは10日にホームでスポルティングCPと対戦。ガブリエウ・ジェズスのゴールで先制したように見えたが、VARが介入し、判定はオフサイドに。そのままチャンスは生み出せず、0-0のドローに終わっている。それでも、1stレグでは大勝しており、2戦合計5-0でCL決勝トーナメント・ラウンド8に駒を進めている。

白星とならなかったシティだが、1stレグで大きくアドバンテージを得たということもあり、2ndレグでは思い切ったターンオーバーを組んでいる。ジェズスのような控え組に加え、DFイーガン・ライリーのような若手をペップは起用している。

2010年からシティの下部組織に在籍している19歳のライリー。今季のトップチームでの出番は2度目であり、カップ戦のウィコム・ワンダラーズ戦以来の先発となった。右サイドバックに加え、センターバック、左サイドバックとユーティリティ性があり、スポルティングCP戦では右SBとして出番を得ている。これといって目立つことのなかったライリーだが、ミスが少なく無難に右サイドをこなしていた。後方のスペースを突くスルーパスもあり、成長が楽しみだ。

後半からはベルナルド・シウバに代わってジェイムズ・マカティが入ってきた。リーグ戦でも出番を得るなど序列を上げている若手であり、トップチームでは今季6度目の出番となっている。トランジションの部分が以前と見違えるほど速くなり、特に守備ではトップチームの面々とそん色のない動きを見せている。攻守においてボールに対する反応が速くなっており、同じく左利きとしてフィル・フォーデンやコール・パルマーに追いつくことを期待したい。

3人目は終盤にアイメリック・ラポルトに代わって投入されたDFルーク・ムベテ・タブだ。18歳と若いCBで185cmと高さを持っている・スポルティングCP戦ではわずかな出番となったが、彼は今後も継続してピッチで見られることになるか。現状トップチームのCBはルベン・ディアスとネイサン・アケが起用できない。ディアスは長期離脱であり、アケももう少し時間がかかるといわれている。それでも、15日にはクリスタル・パレス戦が、21日にはサウサンプトン戦が予定されており、ジョン・ストーンズとラポルトの2人でCBを回す必要がある。日程的にそこまで厳しいわけではないが、スポルティングCP戦のように終盤での投入は考えられる。

続々と出てくるシティの有望な若手たち。特に最終ラインのライリーやムベテはトップチームの状況的に今後も起用が見込まれており、成長を期待したい。

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