スーパーサブとして機能すれば言うことなしだが……
現在のパリ・サンジェルマンは世界が羨む超豪華な攻撃陣を抱えており、基本はリオネル・メッシ、キリアン・ムバッペ、ネイマールのMMNトリオを前線に並べることになる。
しかし凄いのは、まだベンチにセンターフォワードのマウロ・イカルディが控えていることだ。2019年からパリでプレイするイカルディは何かとプライベートでお騒がせな一面も持っているが、インテル時代にはセリエAで5シーズン続けて二桁得点を奪い、2014-15シーズンと2019-20シーズンには得点王のタイトルも手にしている実力者だ。
このイカルディがスーパーサブとして機能してくれれば言うことなしなのだが、状況はあまり良くない。リーグ戦でのプレイタイムが978分間に留まっていることもあるが、今季はここまで4得点しか奪えていないのだ。
1-3で敗れた19日のナント戦でも81分から出場したが、何とイカルディはこのゲームで1度もボールに触れていない(データは『WhoScored』より)。得点を期待されて投入された選手が1度もボールタッチを記録せずに試合を終えるのは問題だろう。
インテル時代に披露していた能力を考えれば、イカルディはリーグ・アンでももっと数字を残せるストライカーのはず。昨季も7得点しか奪えなかったが、今季も二桁に届かない可能性がある。
今後はチャンピオンズリーグでも得点の欲しい時間帯に投入されることがあるかもしれないが、イカルディは確かな戦力となるのか。