レアルの“黄金トリオ”を崩せない 2027年まで契約結ぶバルベルデの葛藤

レアルと長期契約結ぶバルベルデ photo/Getty Images

モドリッチらベテランの存在が大きすぎる

世代交代が進むかと思いきや、若手がベテランの牙城を崩せない。ここ1、2年のレアル・マドリードではこのような現象が起きている。

中盤ではカゼミロ、トニ・クロース、ルカ・モドリッチの黄金トリオが今季も絶対的な存在となっており、若い選手たちの出番が思うように増えないのだ。中でもスペイン『MARCA』は2027年までクラブと契約を結ぶ23歳のMFフェデリコ・バルベルデがプレイタイムの増加を求めていると伝えているが、バルベルデもまだまだバックアッパーの域を出ない。

バルベルデには怪我の問題もあったが、プレイタイムなら2019-20シーズンの方が多かった。当時はリーグ戦33試合に出場して2得点5アシストの成績を残したが、インパクトはあの頃の方が大きかったかもしれない。
今季はリーグ戦20試合プレイしたうちの12試合で先発しているが、0得点1アシストとそこまでインパクトは残せていない。今のところモドリッチ、クロース、カゼミロのトリオを崩すのは難しく、当分は今の役割を続けることになるかもしれない。

それは昨夏レンヌから加わったエドゥアルド・カマヴィンガも同じで、レンヌ時代に比べてすっかり影が薄くなっている。若いため焦る必要はないが、いつになれば主力になれるのかと疑問を感じる若手が出てきても不思議はない。

同メディアはバルベルデが辛抱強く待っていると伝えているが、完全な世代交代が実現するまではもう少し時間が必要になりそうだ。

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