パス成功率87%を記録する完成度の高いビルドアップを披露も…… 開幕戦で見せたマリノスの強みと弱み

ケヴィン・マスカット監督としては開幕戦から難題を突き付けられることになった photo/Getty Images

強みと同時に弱みも出てしまった

19日に行われた明治安田生命J1リーグ第1節横浜F・マリノス対セレッソ大阪の一戦は壮絶な打ち合いの結果、2-2のドローとなった。

2019年シーズン以来となるリーグタイトルの奪還を目指すマリノスとしては痛い引き分けとなってしまった。新加入アンデルソン・ロペスの投入から一気に2-1と逆転していただけに、終盤での失点は改善が必要になる。

特にセットプレイの対応は何か策を講じたい。1失点目は170cmの喜田拓也がマークに付いていた183cmの進藤亮佑に上からヘディングでゴールを決められてしまっている。これは明らかなミスマッチであり、こういった体格差のあるマーク設定は改めたい。2失点目は原川力の正確なキックと清武弘嗣のボックス内での強さを褒めることになるが、元はといえばセンターバック畠中慎之輔のビルドアップでのミスから始まっている。組み立てでのミスはこの場面くらいしかなかったが、こういった大事な場面ではセーフティにプレイしたい。新加入のエドゥアルドもベンチ入りしており、今後CBのポジジョン争いはより熾烈になるだろう。

守備には問題を抱えるも、後方からのビルドアップはさすがのクオリティだったといえる。どの選手もパス精度が高く(チームでのパス成功率87%は開幕戦では全チームトップ)、テンポよくボールをつなぎセレッソを押し込んでいた。アタッキングサードでの創造性はまだまだ改善が必要だが、相手を押し込むことに関してはJリーグではトップクラスだ。そのアタッキングサードもロペスの個人技から2ゴールを奪っており、シーズンが進むにつれてより連携が深まることになるか。

試合後の取材にてケヴィン・マスカット監督がオフシーズンでの準備は十分ではなかったと語るも、ビルドアップでは開幕戦からエンジン全開だったマリノス。シュート数23本枠内シュート9本と好機は作れており、今後は決定機の向上とセットプレイでの守備対応を改善したい。

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