浦和で存在感を見せるも得点奪えず 左SBでレギュラー掴むリカルド監督の秘蔵っ子

富士フイルム・スーパーカップでデビューを果たした(写真は川崎戦) photo/Getty Images

馬渡のオーバーラップとキックでチャンスを作る

浦和レッズはJ1開幕戦で京都サンガFCと対戦。先制点を決められた浦和は、最後まで1点が遠く0-1と敗戦を喫した。しかし新加入の馬渡和彰は今試合でも存在感を見せ付けた。

富士フイルム・スーパーカップに続いて左サイドバックでスタメン出場した馬渡は、明本考浩との左サイドのコンビで相手のディフェンスラインの裏を狙う。明本がボールを保持すると、彼を追い越すように積極的なオーバーラップを見せて攻撃に厚みを加えた。

さらにCKではキッカーを務めて高精度のキックを供給。得点にはつながらなかったものの、チャンスを作り出して自身の持ち味を発揮した。富士フイルム・スーパーカップでは家長昭博を完封するなど、守備で存在感を示した馬渡は、今試合では攻撃面で何度も顔を出していた。

今後の課題は、攻撃参加を得点につなげていけるかどうかだ。セットプレイは時間をかけることで得点パターンを増やしていくことが可能だろう。徳島ヴォルティス時代はリカルド・ロドリゲス監督初年度のチームで、39試合4ゴール9アシストを記録するなど攻撃面でも高い存在感を見せている。指揮官の秘蔵っ子が、今後も浦和で高いパフォーマンスを発揮できるか注目だ。

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