強固な守備からの高速カウンターは十八番 王者シティを沈めたケイン、ソンらスパーズの三本槍

今季の批判を吹き飛ばすハリー・ケインの大活躍だった photo/Getty Images

得意な形からゴールを決め大金星を挙げた

20日に行われたトッテナム対マンチェスター・シティの一戦は3-2でスパーズの劇的勝利となった。シティは直近13戦無敗、方やスパーズは直近4戦で3敗と対照的な成績で迎えたゲームだったが、スパーズが開幕戦に続き勝利し、シティにシーズンダブルを達成している。

開幕戦でも勝利にシティ相手に相性の良さを見せたスパーズだが、輝きを放ったのはハリー・ケインとソン・フンミン、デヤン・クルゼフスキのトリオだった。

基本的に押し込まれることになったが、シティがケインを捕まえきれておらず前線で時間を作られていた。彼のワールドクラスのキープ力からソンやクルゼフスキにつながり、最終的にはケインがフィニッシュを行っている。1点目はクルゼフスキのゴールだったが、2点目、3点目はケインが得点を挙げている。この3人で相手ゴールまで運ぶことができ、10人のフィールドプレイヤーで攻撃を行うシティに対し、スパーズは省エネで得点を量産することができている。

今季何かと不調が騒がれていたケインだが、シティ戦のパフォーマンスは好調そのものだった。スパーズの攻撃のキーとなる起点作成を完璧に行い、2ゴールを挙げている。シュート数3本に対して全てがオンターゲットという正確さであり、以前までのワールドクラスのケインが帰ってきた印象だ。

各現地メディアでのケインへの評価は高く、英『90min』では10点評価の10点と満点を与えている。さらに「シティは夏にケインを獲得すべきだった」と夏の移籍市場での失敗を指摘している。

直近の不調を吹き飛ばすような白星となったスパーズ。しかし、プレミアでは7位とここから連勝を続ける必要がある。シティ戦で見せたようなパフォーマンスを継続できれば問題ないが、次節バーンリー戦ではしっかりと勝ち点3を獲得することができるのだろうか。

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