超高校級の実力はプロでも十分に通用 期待のルーキー松木玖生が開幕戦から魅せた

開幕戦でプロデビューを果たした松木 photo/Getty Images

「球際やフィジカルのところは負けていなかった」

FC東京は18日、2022明治安田生命J1リーグの開幕戦で川崎フロンターレと対戦。試合は惜しくも0-1で敗れることとなってしまったが、アルベル新体制下で着実に力をつけてるのが見てとれた。そして、そんな中でも違いを見せつけたのが、選手権優勝など高校3冠を成し遂げ、卒業を間近に控えるルーキーのMF松木玖生だ。

松木は1月末にチームへ合流したばかりではあるが、プレシーズンに指揮官へしっかりとアピールし、2022シーズンの開幕戦となったこの多摩川クラシコで早速スタメン入り。インサイドハーフの一角を任され、プロデビューを果たすと、立ち上がりこそボールに触れる機会がやや少なめではあったが、試合が進むにつれて存在感を発揮する。

24分、永井謙佑へのスルーパスでチャンスの起点に。直後の28分には、ペナルティエリア手前の混戦からこぼれ球に反応し、思い切って左足を振り抜く。強烈なシュートは惜しくもGKに阻まれたが、川崎ゴールを脅かした。

さらに43分には、小川諒也のロングパスを、ペナルティアーク手前で車屋紳太郎を背負いながら受け、丁寧なボールコントロールと落としでディエゴ・オリヴェイラのシュートへとつなげた。その後、72分にピッチを退くこととなったが、後半に入っても当たり負けないフィジカルや確かな技術を披露し、超高校級の実力がプロでも十分に通じると証明して見せたのだ。

実際、松木も試合後のインタビューで「開幕戦で点数を取りたかった」としながらも、「球際やフィジカルのところは負けていなかった」と手応えを口に。そして「決め切れるかどうかで勝敗が分かれてくるので、ここは練習から真摯に取り組んでいきたい」や「緊張はなかったが、最初のほうにボールが足につかなかったという点はちょっと予想外だった。次は慣れてくると思う」などとも話しており、今後への期待が膨らむ。

悔しさを噛み締めながらも堂々とインタビューに応じ、質問に対してはっきりと受け答えする姿には、18歳のルーキーとは思えない大物感を感じた。また、アルベル監督も試合後、松木に関して「松木玖生がプロの世界でデビューを果たしました。彼のプレイ強度には満足していますし、称えたいと思います。彼はもっともっと成長しなければいけませんが、遠くない将来、日本サッカーに大きな喜びを与えてくれる選手に育ってくれると期待しています」とコメント。日本サッカー界に、今後が楽しみな選手がまた現れた。

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