主力2名が不在でも“出番なし”の現状 ドルトムントの下部組織出身SBに近づく別れのとき

ドルトムントでなかなか試合に絡めないパスラック photo/Getty Images

存在感薄れる23歳DF

いつかはブレイクしてくれるはずと多くのファンが期待していたはずだが、もうドルトムントに彼の居場所はないのだろうか。下部組織出身の選手とはいえ、DFフェリックス・パスラックには別れのときが近づいているのかもしれない。

2016年にトップチームへと昇格して以降の5年半で、ドルトムントにおける出番が44試合しかないパスラック。今季もここまでブンデスリーガで得た先発の機会はたった2試合のみとなっており、その立場は日に日に危うくなっている。一時はユーティリティプレイヤーとして重宝された時期もあったのだが、今も定位置を争うレベルまでには至っていない印象が強い。

そんなパスラックだけに、ドルトムントは今季終了後に彼を売却する意向を持っているという。独『Spox』によると、現行契約は2023年まで続く同選手だが、クラブは少しでも移籍金を回収するために今夏の売却先を探しているようだ。
かつては下部組織出身選手の中でも大きな期待をかけられていたパスラック。しかし、やはり彼にドルトムントでの未来はないのか。トマ・ムニエとマテウ・モレイが欠場した現地時間13日のウニオン・ベルリン戦においても、マルコ・ローゼ監督はパスラックに出場の機会を与えず。本職を彼を差し置いて右サイドバックのスタメンに選ばれたのは、普段センターバックを主戦場とするマヌエル・アカンジだった。こうした状況を鑑みても、パスラックの序列は相当に低くなっていると言わざるを得ない。

ドルトムント期待の逸材だったはずが、いつの間にかチーム内で“忘れられた存在”となりかけてしまっている下部組織出身DF。はたして、パスラックの未来やいかに。

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