やはりドルトムントにロイスは欠かせない ハーランド不在でも頼れる主将が2得点の大活躍

ウニオン戦で2得点の活躍を披露したロイス photo/Getty Images

ウニオン戦で文句なしの好パフォーマンス

現地時間13日に行われたブンデスリーガ第22節にて、ウニオン・ベルリン相手に3-0で勝利を挙げたドルトムント。前節レヴァークーゼンに敗戦を喫した嫌な流れをしっかりと断ち切り、首位バイエルン・ミュンヘンとの差を6ポイントにまで詰めることに成功した。

そんなウニオン戦にて、圧巻のパフォーマンスを披露したのが主将を務めるMFマルコ・ロイスだ。現在は攻撃陣の要であるFWアーリング・ハーランドを欠いているドルトムントだが、この試合で完勝を収めることができたのは間違いなく彼の貢献によるところが大きい。18分と26分に決めた彼のゴールが、一気にドルトムントへと流れを引き寄せたのだ。

なかでも、26分に決めたチーム2点目はロイスの良さが詰まったゴールだった。この場面では最終ラインからのロングボールをキッカケに得点を奪ったドルトムント。最初に抜け出したのはFWドニエル・マレンだったが、ロイスは彼が相手DFに潰された後にしっかりとルーズボールを拾い、その後GKも躱してゴールを決めている。常に味方のサポートに入る意識と、フルスプリントでも乱れない繊細なボールタッチ。この2つを備えているロイスだからこそ奪うことができた得点と言っていいだろう。

そして、ゴールシーンのほかにもカウンター時には出して欲しいところにきちんとパスを供給し、守備においてもピッチの端から端までをカバーする勢いで走り続けたロイス。その貢献は出場時間を通して光っていた。やはりドルトムントには彼が欠かせない。このウニオン戦におけるロイスのパフォーマンスは、周囲に改めてそんなことを感じさせるものだったと言えよう。

32歳を迎えても、ドルトムントの中心に君臨し続けるロイス。頼れる主将はこれからもチームに欠かせない存在として素晴らしいプレイを見せてくれるはずだ。

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