マンチェスターの赤いクラブも狙っていた? シティに移籍し世界最高峰のSBとなったカンセロの現在地

マンチェスター・シティとの契約延長を掴んだカンセロ photo/Getty Images

シティへの移籍は正解だったようだ

マンチェスター・シティは先日、ジョアン・カンセロとの契約を2027年まで延長したと発表している。本来は2025年までの契約だったが、ここまでの素晴らしいパフォーマンスが評価され、延長に至ったといえる。

ポルトガルのベンフィカで頭角を現し、その後はバレンシアやインテル、ユヴェントスと名門を渡り歩いたカンセロは2019年にシティに加わっている。初年度はプレミア17試合の出場に留まるなど、苦戦を強いられている。今でこそ考えられないが、攻撃ではそこまで迫力を生み出せず、両サイドでは控えというのが彼の立ち位置だった。

序列が変わったのが翌年の話だ。指揮官であるジョゼップ・グアルディオラがカンセロの攻撃性能の高さに目を付け、より前線に、より中央でプレイさせることで彼の攻撃力が爆発的に向上している。「カンセロ・ロール」と自身の名前の付くスタイルを生み出すまでに成長している。

そこで今季の本格ブレイクだ。昨季も攻撃性能は素晴らしかったが、守備が疎かであり、オレクサンドル・ジンチェンコに左サイドバックのポジションを奪われている。それでも、今季はある程度、守備での改善が見られるようになり、両サイドバックとして躍動。人員不足気味なSBを助けている。

シティで順風満帆なキャリアを送っているカンセロだが、マンチェスター・ユナイテッドへ移籍する可能性があったようだ。英『The Sun』によれば元マンUのガリー・ネビル氏とフィル・ネビル氏が当時クラブの副会長だったエド・エッドワード氏に獲得を推薦していたという。結局その希望は通らず、マンUは同時期にクリスタル・パレスからアーロン・ワン・ビサカを獲得している。

カンセロを今のシティのように使いこなせていたかはまた別の話だが、前線での創造性に欠く今のマンUであればカンセロは欲しかった人材だろう。同時期に加入したワン・ビサカも守備が素晴らしいが、攻撃面での貢献が少なく、ディオゴ・ダロトにポジションを奪われかけている。

同じくマンチェスターの赤いクラブから関心を寄せられるも、スカイブルーのシティに加入したカンセロ。その選択は正解であり、今や世界最高峰のSBとなっている。特にアタッキングサードでのチャンスメイクは突出しており、今後もシティの中心として活躍してくれそうだ。

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