戦える長友か、ビルドアップの中山か、新しい3人目の台頭か 面白くなってきた左SBのポジション争い

森保一監督はどのSBを左に起用するのか photo/Getty Images

長友の活躍はさすがだ

1月27日に行われた中国戦では2-0と勝利するも、喜べるほどの内容ではなかった日本代表。そのため、次節サウジアラビア戦は苦戦すると予想されていたが、中国戦同様に2-0で白星を挙げる結果となった。

蓋を開けてみれば日本が各局面で強さを見せることになったが、輝きを放ったのはここまで批判にさらされていた長友佑都だった。どうしてもビルドアップでリズムに乗り遅れてしまう長友だが、サウジアラビア戦では体を張った守備で何度も相手の攻撃を跳ね返しており、サウジアラビアに主導権を握らせていなかった。こういった守備での強度は今でも高く、35歳になっても森保一監督から信頼されるのは、やはり戦えるファイターとしての部分なのだろう。

だが、どうしても気になるのは攻撃での貢献度だ。攻撃ではクロスや中央に流れてのチャンスメイクと、サイドバックに任されているタスクは多い。

そこで今は長友よりも攻撃やビルドアップで貢献できる中山雄太の台頭が待たれている。サウジアラビア戦でもいつものように後半から起用されたが、試合に入り切れずミスが目立った。しかし、こういった難しい試合で途中交代から存在感を示せというのは酷な話であり、残りの最終予選2試合では先発する中山の姿を見たい。そこで森保監督を納得させられるパフォーマンスを見せられれば、世代交代は完了するはずだ。

また、次回の代表戦ではシュツットガルトに所属する伊藤洋輝の招集も期待される。今回は情勢の関係から呼ばれなかった同選手だが、森保監督が呼びたかった選手として名前を挙げており、スカッド入りする可能性はある。彼は長友のような守備の強さ、中山のようなビルドアップでの貢献を持つハイブリッドな選手であり、シュツットガルトで重宝されているのもそういった理由だろう。センターバックでの台頭も期待されているが、板倉滉、谷口彰悟がこの代表ウィークで完璧に自分たちの地位を築いており、今から彼らの牙城を崩すのは難しい。であれば、層の薄い左SBでの活躍を見てみたい。

長友の活躍も嬉しいが、なんともいえない今の代表の左SB事情。中山に継続した出場機会を与えれば解決するようにも思えるが、森保監督は今後誰を起用するのだろうか。

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