今後10年間はこの流れが続くだろう プレミアで一強となりつつあるペップ・シティの強さ

指揮官であるペップの存在が大きい photo/Getty Images

大崩れすることが少ない

22試合を終えて18勝2分2敗で勝ち点56ポイントを獲得し、プレミアリーグの首位を走っているマンチェスター・シティ。2位のリヴァプールは消化試合がシティより1試合少ないとはいえ、1月時点で勝ち点が11ポイント離れてしまっている。もし、リヴァプールがシティにリーグ戦での直接対決で勝つことがあっても、この差を縮めるのは厳しい。

シティとしてはこのまま調子を崩さず、タイトルを獲得できれば、ここ5年で4度目のリーグ優勝となる。CLのような一発勝負の短期決戦を苦手としているシティだが、リーグ戦のような長期戦は大の得意であり、それは獲得リーグタイトルの数が証明している。

プレミアをシティが支配する流れは今後も変わらないか。シティのアカデミー出身で2015年までトップチームに在籍したマイカ・リチャーズ氏は英『BBC』にて「シティが毎年それ(タイトル)を手放すとは思えない。達成困難であることは間違いないが、今後10年間で他のどのチームよりもシティが勝つことになるだろう」とコメントを残している。

シティの強さを支えているのは豊富な資金力と的確な補強だ。近年の補強がすべて大成功だとはいわないが、昨季はルベン・ディアスを獲得し、長年不安定だった守備を改善している。1億ポンドの費用がかかったジャック・グリーリッシュが批判にさらされることも多いが、まだ加入初年度の選手であり、明確な失敗ではない。

今後10年間、継続して成功を収める上で最も気を付ける必要があるのは現指揮官であるジョゼップ・グアルディオラの後任だ。現状では2023年までシティと契約しており、延長するといった話は出ていない。代表監督を務めたいとの意思を明かしたこともあり、それが本当であればシティでのペップ政権は来季で終わりとなる。英『The Athletic』によれば後任はアーセナルのミケル・アルテタか、クリスタル・パレスのパトリック・ヴィエラといわれており、彼ら次第ではリチャーズの発言が現実になる可能性は十分にあるだろう。

ドイツのバイエルン・ミュンヘンのように大きな差があるとは思わないが、プレミアもシティの一強時代に突入しようとしている。対抗馬はチェルシーやリヴァプールとなるのだが、今後シティが大崩れすることはあるのだろうか。

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