16歳ながらブンデスでデビューしたMFの現在 ドルトムントを王者に導くも33歳で引退

10代から頭角を現したシャヒン photo/Getty Images

ブンデス史上最年少出場記録を保持

2010-11シーズンのブンデスリーガで絶対王者のバイエルンを跳ね除け、リーグ優勝を果たしたドルトムント。ユルゲン・クロップ監督の下で一時代を築いたクラブには香川真司を含め、多くの優秀な若手がチームに集まった。

そんなドルトムントで10代で頭角を現し、クラブの主軸となった男は、昨季わずか33歳で現役を引退した。16歳334日でブンデスリーガデビューを果たし、最年少出場記録を更新したヌリ・シャヒンだ。

シャヒンは2005-06シーズンにデビューすると、10代で23試合に出場するなど大きな期待を寄せられていた。レンタル移籍を果たしたエールディヴィジのフェイエノールトでは、29試合6ゴールを決め、ドルトムントへ復帰。2010-11シーズンには主力として活躍し、チームをリーグ優勝に導くなど大きな輝きを放った。

しかし翌年にレアル・マドリードへと挑戦すると出場機会が減少。試合に出場できない時間が続くと、2012-13シーズンにはリヴァプールへ移籍する。加入当初は存在感を見せるも、本領発揮することはできずドルトムントへ復帰となった。

その後も2010-11シーズンのような輝きは放てず。ブレーメンやトルコのアンタルヤスポルでもプレイすると、昨季限りでの現役引退を決意。16歳でプロの門を叩いた男は、現役を終えるのも早かった。

しかし引退後はすぐに所属元のアンタルヤスポルの監督に就任。33歳で現役引退を決断した理由も監督業に専念するためだった。現役を早く退いたシャヒンだったが、現役時代同様に若くしてネクストキャリアへの挑戦は始まっているようだ。

現代サッカーでは、40歳でもクラブの主力で活躍しているプレイヤーも少なくない。そんな中で33歳での引退は時期尚早と思われてもおかしくはないだろう。それでもシャヒンは早くから決断して監督業に専念。1つ年上には今季からバイエルンの指揮官に就任したユリアン・ナーゲルスマンも存在しており、若くして引退することで、新たな挑戦を早く始めることができるのはメリットでもあるだろう。

シャヒン監督の率いるアンタルヤスポルは、20クラブで戦うトルコリーグで現在15位と苦戦している。4クラブが降格となる今季、降格圏の17位とは勝ち点4差と厳しい戦いが続いているのだ。33歳で現役を退き、新たな挑戦を果たしたシャヒンはクラブを残留に導くことができるのだろうか。

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