鹿島の若きアタッカーコンビはいつか欧州へ向かうのか 市場価値アップの“上田&荒木”に熱視線

ベストヤングプレイヤー賞を受賞した荒木 photo/Getty Images

日本人選手の人気は高まっている

セルティックでのFW古橋亨梧の活躍や、ベルギーのロイヤル・ユニオン・サン・ジロワーズでのFW三笘薫の活躍は欧州サッカー界に確かなインパクトを残しており、今冬もセルティックはFW前田大然、MF井手口陽介、MF旗手怜央の日本人3選手を一斉に補強。ロイヤル・ユニオン・サン・ジロワーズの方も、鹿島アントラーズからDF町田浩樹を迎えることになった。今スコットランドとベルギーで日本人選手の人気が高まっているのは間違いない。

今後もJリーグの若手タレントには注目が集まると予想されるが、移籍情報サイト『Transfermarkt』がNEXTスター候補として目をつけたのが鹿島アントラーズFW荒木遼太郎だ。

19歳の荒木は2021年のリーグ戦で10得点7アシストの成績を残し、Jリーグのベストヤングプレイヤー賞を受賞。今勢いに乗っている若手アタッカーで、同サイトの市場価値も55万ユーロから95万ユーロまでアップした。欧州クラブからの関心も集まってくるはずで、同サイトは今後さらに市場価値が跳ね上がる可能性を秘めていると荒木の将来に期待をかけている。

上田は未来の代表エース候補の1人 photo/Getty Images

今のJリーグを代表するヤングタレントの2人の気になる今後

セルティックが前田、井手口、旗手を獲得した際も3人合わせて400万ポンド以下で集められたことが話題を呼んでいたが、日本人選手が注目される理由の1つにコストの低さが挙げられる。荒木の市場価値も倍近くアップしているものの、それでも100万ユーロには届いていない。海外クラブからすれば狙いやすいターゲットか。

ちなみに、現在Jリーグで1番の市場価値を誇るのはフランスのマルセイユから浦和レッズに加入した日本代表DF酒井宏樹で350万ユーロとなっている。マルセイユでバリバリ活躍していた2019年には800万ユーロの評価を得ており、そこからはダウンしている。しかし、まだまだJリーグでは高い評価となっているようだ。

その他に同サイトは同じ鹿島アントラーズより昨年のリーグ戦で14得点を挙げた23歳のFW上田綺世にも言及しており、上田の市場価値も2020年の90万ユーロから120万ユーロまでアップしている。J1では68試合で28得点と見事な数字を残しており、年齢的には上田も海外から目をつけられる逸材か。今冬には鹿島からDF町田がベルギーへ向かったが、荒木と上田にもそう遠くないうちに声がかかる可能性もある。

特に荒木は昨年一気に有名な存在となり、その継続が期待されている。名門・東福岡から出てきたアタッカーは日本を代表するプレイヤーとなれるのか。2022年にはさらなるブレイクが求められる。

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