今季マンUでブレイクを期待されるも…… 出場機会減の若きGKは移籍も視野に?

今季は出場機会を失うヘンダーソン photo/Getty Images

昨季はプレミアで13試合に出場した

昨季の終盤戦、マンチェスター・ユナイテッドでゴールマウスを守ったのは長年クラブの正守護神として支え続けたダビド・デ・ヘアではなく、ディーン・ヘンダーソンだった。今季大きなブレイクも予想されたイングランド人GKだが、今季は出場機会が激減している。

2018-19シーズンにEFLチャンピオンシップのシェフィールド・ユナイテッドへレンタル移籍すると、46試合に出場して、チームのプレミアリーグ昇格に貢献。翌年もレンタルを延長すると、プレミアで36試合に出場し、昇格組ながら9位となったクラブの躍進を支えた。

この活躍が認められ、昨シーズンにマンUへと復帰すると13試合に出場するなど不調のデ・ヘアからポジションを奪い、一躍名を響かせた。しかし今季はデ・ヘアの復調もあり、ここまで出場はUEFAチャンピオンズリーグとカラバオカップでの計2試合のみ。U-23チームでのプレイも行うなど、ブレイクが期待されていたシーズンながら思うような活躍ができていない。

ヘンダーソンは188cmの長身を活かしたセービング能力の高さでピンチを救う守護神だ。抜群のポジショニングと反射神経で、厳しいコースのシュートも難なく止めることができる。足元の技術はないものの、それを補う守備力の高さを発揮してチームを支えるオールドタイプなGKといえるかもしれない。

そんなヘンダーソンに対しては他クラブも注目を集めており、ウーゴ・ロリスに次ぐ新守護神の獲得を目指すトッテナムが関心を示している様子。彼ほどのポテンシャルを持っていながらも出場することができないのは、ピッチ上には1人しか立つことのできないGKというポジションが故だろう。今冬でも出場機会を望み、移籍する可能性は十分に考えられる。今後もヘンダーソンの動向に注目が集まる。

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