パリの破壊的ユニット《MMN》はレアルに通用するか まだ8試合しか完成していない事実

怪我からの復帰近づくネイマール photo/Getty Images

まだ連携面が完成したとは言い切れないか

パリ・サンジェルマンが誇る超破壊的ユニット「MMN」はチャンピオンズリーグ・ベスト16でレアル・マドリード相手に通用するだろうか。

このMMNとはキリアン・ムバッペ、リオネル・メッシ、ネイマールのトリオで構成される3トップを指しており、仏『Foot Mercato』によれば現在足首を痛めて離脱しているネイマールは2月16日に行われるレアルとのベスト16第1戦には復帰することを目指して動いているという。

ちょうど残り1カ月といったところだが、確かにネイマールが戻ってくれば戦力アップにはなるだろう。ただ、不安なポイントもある。

メッシはチームをCL制覇へ導けるか photo/Getty Images

メッシもまだ本領は発揮できていない

ネイマールの怪我に加えて新型コロナウイルスの影響、さらに昨夏加入のメッシの合流が遅れたりと、今季のパリはなかなかMMNを揃えることが出来ていない。チャンピオンズリーグ、国内リーグを合わせ、まだMMNが揃って先発したゲームは8試合しかないのだ。天才トリオとはいえ、まだユニットとして完成していないのは明らかだ。

対するレアルはリーガ・エスパニョーラで首位を走るなど快調だ。最終ラインはセルヒオ・ラモスとラファエル・ヴァランが退団したが、ダビド・アラバとエデル・ミリトンのセンターバックコンビで問題ない。カゼミロ、トニ・クロース、ルカ・モドリッチの3枚も健在で、組織としての完成度はレアルが上で間違いない。

今後メッシがいつまでパリでプレイするかは分からないが、クラブ上層部がチャンピオンズリーグ制覇にこだわっているのは間違いない。今夏にはムバッペがレアルへ向かう可能性も噂されているため、パリとしては今季チャンピオンズリーグのタイトルが欲しいだろう。

しかしチーム強化は思うように進んでいないところもあり、早い段階でレアルのような強豪と当たってしまったのは不運だった。メッシまで加えたパリがベスト16で冒険を終えるのは早すぎるが、MMNはレアルの守備網を破壊するだろうか。

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