欲しいのはマノラスの後釜だけじゃない ナポリのサイドバック補強はどうなる

ナポリがリストアップしているとされるマンダバ(左)とパリシ(右) photo/Getty Images

浮上する“2名”の選択肢

今冬ギリシャ代表DFコスタス・マノラスを失い、現在は彼の穴を埋めるセンターバックの確保が急務となっているナポリ。しかし、同クラブの補強ポイントは決してそこだけではない。かねてより、各方面からは層の薄いサイドバックにも補強の必要性は叫ばれていた。

2021-22シーズン、ここまでのリーグ戦では右サイドのジョバンニ・ディ・ロレンツォが19試合にフル出場し、左サイドのマリオ・ルイも18試合の出場でほぼフルタイムを戦っているナポリ。両サイドバックがフル稼働している状況もあり、同クラブは今冬の移籍市場で彼らのバックアッパーを確保したいところだった。

そんななか、ナポリがリストアップしているとされるのは2名の左サイドバック。その2名とは、リールのモザンビーク代表DFレイニルド・マンダバ(27)とエンポリのU-21イタリア代表DFファビアーノ・パリシ(21)だ。伊『calciomercato』によると、右よりも左SBのバックアッパー探しに熱心なナポリは、この2人に候補を絞って確保に乗り出しているという。実績のマンダバ、そして若さのパリシ。その2択となるが、はたしてナポリはどちらを優先して獲得に向かうべきなのだろうか。
おそらく、確実に戦力を増強したいのであればパリシを確保しにいくべきかもしれない。伊『Gazzetta dello Sport』によると、マンダバには現在ラツィオやインテルにも食指を伸ばしているとのこと。加えて、所属しているリールは彼のことを必要不可欠な戦力としてみなしているようで、今のところ売却の意思はないという。その一方で、パリシの所属するエンポリは適切な額のオファーであれば、放出もやむなしとの構えだと同メディアは伝えている。

純粋な実力となればマンダバの方が上かもしれないが、パリシもU-21イタリア代表の有望株。移籍実現の可能性なども含めて考えれば、決して悪い選択肢ではないだろう。現実的なのはパリシ獲得という選択だが、はたしてこれからナポリはどのように動いてくるか。その動向には注目だ。

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