ヴィニシウス、ジェズスに続きたい逸材 ブラジルに現れた現代型の”NEWマルキーニョス”

サントスでプレイしているカイキ photo/Getty Images

欧州のクラブも彼に関心を寄せているだろう

レアル・マドリードのヴィニシウス・ジュニオールやマンチェスター・シティのガブリエウ・ジェズスは母国ブラジルから直接欧州のトップクラブに移籍し、成功を収めている。アヤックスのアントニーも彼らほどではないが、オランダで活躍しており、ブラジルの若手選手のレベルの高さを欧州で示している。

そんな彼らに続くといわれているのが、ブラジルプロサッカーリーグ所属サントスのDFカイキ・フェルナンデスだ。

17歳の若さでブラジルの強豪サントスと契約したカイキは2021年の5月にデビューし、その後継続した出場機会を得てここまで15試合に出場している。ポジションはセンターバックであり、サントスでは[3-4-3]の右CBでピッチに立っている。ブラジルでは世代別の代表に選ばれており、U-16ではキャプテンを任された経歴を持つ。

そんなカイキは西『MARCA』が特集している2022年に大ブレイクするベストイレブンにCBとして選出されている。他のメンバーを見れば、チェルシーユース出身として注目を集めたサウサンプトンのティノ・リヴラメント、クリスタル・パレスのコナー・ギャラガーやビッグクラブから関心を寄せられているモナコのオーレリアン・チュアメニ、レヴァークーゼンのフロリアン・ヴィルツと逸材揃いであり、カイキへの期待感の高さが分かる。

カイキは対人の強さとビルドアップで貢献できる現代的な守備者のようだ。スピード不足が指摘されており、そこさえ改善されれば、素晴らしいCBになることは間違いない。ブラジル国内ではパリ・サンジェルマンで活躍するマルキーニョスの後釜だと期待されている。

またまた面白い人材が出てきたブラジル。フル代表ではマルキーニョスのチームメイトであるネイマールが2022年に予定されているワールドカップ・カタール大会後の引退を示唆しており、カイキら新世代が次の中心となるか。

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