イブラ&ジルーに続く“第3のCF”確保へ ミランはフランスで躍動するドリブラーに照準か

ミランが獲得を狙っているとされるコロ・ムアニ photo/Getty Images

ベテラン2人とは特長が異なるものの

依然として今冬移籍市場における最大のミッションはDFシモン・ケアーの代役確保となるが、その一方では今回のマーケットで最前線の補強も積極的に行なっていきたいACミラン。同クラブでは現在ズラタン・イブラヒモビッチ(40)とオリヴィエ・ジルー(35)がよく働いてくれている状況だが、すでに35歳オーバーとなっている彼らのバックアッパーは早めに確保しておきたい。CBの補強と並行しながら、こちらの新戦力探しも重要だ。

そんななかで、ミランはどうやらフランスで活躍する22歳に狙いを定めたか。当初は各現地メディアによって、ベンフィカのダルウィン・ヌニェスやCAペニャロール(ウルグアイ)のアグスティン・アルバレスといったウルグアイの次世代ストライカーが筆頭候補とも伝えられていたが、そこからロッソネリは方針転換を行ったようだ。伊『Gazzetta dello Sport』によると、現時点でミランが関心を示しているのはナントに所属するFWランダル・コロ・ムアニ(23)だという。

今季はここまでリーグ・アン18試合に出場して7ゴール3アシストと、ナント攻撃陣を牽引する活躍を見せているコロ・ムアニ。187cmのサイズを備えるCFだが、その真骨頂はリズミカルなドリブルだ。大柄な体格に似合わず、細かなタッチで相手選手の間をスルスルと抜けていくドリブルは最大の武器。ナントでは彼の突破からビッグチャンスが生まれるシーンも散見され、その後自ら放つシュートの精度も水準以上と言っていい。イブラヒモビッチやジルーとは少しタイプが違うものの、加入となれば彼は非常に興味深い戦力となるはずだ。
ドリブル好きであるがゆえに球離れがやや悪いのは気になるが、素質自体は注目に値するものを備えているコロ・ムアニ。昨今のミランでは粗削りだった加入当初からしっかりと成長したラファエル・レオンの例もあるだけに、そこまで心配する必要もないだろう。

そんなコロ・ムアニだが、はたしてミランはこの若きドリブラーを確保することができるのか。同選手とナントの現行契約は今季で満了。獲得するのであれば、移籍金が安く争奪戦も起きない可能性が高い今冬がチャンスだ。

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