ルカクもヴェルナーも“二桁得点”に届かない? 昨季に続いてチーム得点王がMFなチェルシー

今夏チェルシーに加わったルカク photo/Getty Images

昨季はジョルジーニョ、今季はマウント

エヴァートン、ウォルバーハンプトン相手に立て続けに引き分けるなど、今季のプレミア3強の一角だったチェルシーが躓いた。まだ挽回は可能だが、首位マンチェスター・シティとの勝ち点差は6。これ以上離されると、今のマンCについていくのは厳しくなってくるだろう。

気になるのは、FW陣のパフォーマンスだ。昨季のチェルシーはチャンピオンズリーグこそ制したが、国内リーグではFW陣が思うように得点数を伸ばせなかった。

昨季リーグ戦でチーム得点王だったのはMFジョルジーニョで7得点だ。ジョルジーニョの場合はPKも担当しているが、FWティモ・ヴェルナーが6得点に終わるなど、二桁得点に届いたFWが1人もいないのは寂しい。
そうした問題を解消すべく今夏にはインテルからFWロメル・ルカクを9750万ポンドの移籍金で獲得したが、まだルカクも期待には応えられていない。現時点でのチーム得点王はMFメイソン・マウントで7点、それに次ぐのはジョルジーニョとDFリース・ジェイムズで4点だ。

マンCもFWセルヒオ・アグエロが退団したこともあり、今季はMF陣の頑張りが目立っている。しかし、全てのチームがマンCのように機能するわけではない。やはりチェルシーがリヴァプールとマンCを追い抜くには、ヴェルナーやルカクといった大金で獲得したアタッカー陣が決定的な働きをするしかない。

1-1で引き分けたエヴァートン戦ではシュートを23本も打ったが、複数得点を奪えなかった。決定力不足に陥るわけにはいかないが、後半戦は誰が攻撃面を引っ張っていくのか。昨季に続いてMFがチーム得点王のままシーズンを終えることは出来ないだろう。

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