未だに“一桁失点”を維持するのはペップ・シティのみ 堅守が目立つチームの戦い方

シティの堅守を支えるディアス photo/Getty Images

次節はニューカッスルとアウェイで戦うことになる

プレミアリーグ第17節リーズ戦に大勝し、勝ち点を41ポイントにまで伸ばしたマンチェスター・シティ。首位は依然キープしており、シーズン終了時まで継続したい。

リーズ戦では7ゴールと攻撃力が目立ったシティだが、今季は守備も堅い。17節終了時で9失点と未だに一桁失点であり、プレミアではシティのみだ。5大リーグでも一桁失点を維持しているクラブは見つからず、エールディヴィジのアヤックスがここまで4失点と異次元の記録を継続しているが、リーグレベルを考慮すれば比較するのは難しい。

ここまでの堅守を維持しているのは、やはりディフェンスリーダーであるDFルベン・ディアスの存在が大きいか。彼がいることでディフェンスラインがばたつかず、どっしりと構えた状態で攻撃を跳ね返すことができる。ディアスの相方となるジョン・ストーンズもアイメリック・ラポルトも素晴らしい選手ではあるが、一つのミスから大崩れしてしまう傾向にある。だが、ポルトガル代表DFがチームに加入したことで不安定になることも少なくなっており、両者ともにトップクラスの守備者に姿を変えている。

また、前線からの整備されたハイプレスもチーム全体の守備力強化につながっている。以前までも前線からのプレスに手を加えていたペップだが、今季はベルナルド・シウバを中心に守備強度をより高めている。そのため、プレッシングからボールを蹴らせて後方でセカンドボールを回収することが多くなっており、より守備的なガブリエウ・ジェズスが前線で重宝されている。

シーズン通しての最少失点記録はチェルシーが04-05シーズンに残した15失点と更新は難しいかもしれないが、今季の堅守であればその記録に近づくことは出来るだろう。

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