献身性も兼ね備えたドリブラーがC大阪を退団 清水や浦和でも活躍したMFはどこへ

C大阪を退団する高木 photo/Getty Images

今季は19試合1得点を記録

セレッソ大阪は高木俊幸との契約を満了することを発表した。30歳を迎えたサイドアタッカーも今季は19試合1得点にとどまり、チームを退団することとなった。

東京ヴェルディの下部組織で育ち、2009年にトップチームへ昇格した高木は、翌年J2で25試合6ゴールをブレイク。その後は清水エスパルスで主力として結果を残すと、浦和レッズでは2016年のルヴァンカップや2017年のAFCチャンピオンズリーグ優勝に貢献した。

2018年にC大阪へ加入すると、ユン・ジョンファン監督の下で、左サイドハーフのレギュラーとして活躍。初年度はチームに貢献するものの、その後は怪我も増えて出場機会を減らしてしまった。

キレのあるドリブルとスピードは国内トップクラスの高木。今季も出場した試合ではボールを保持しながらチャンスメイクしており、能力は現在も衰えていない。さらにサイドで運動量豊富に走り回れる献身性も備わっており、ユン・ジョンファン監督のスタイルでも輝きを見せていた。パンチ力のあるキックも持っており、FKから得点も期待できる。

来季はどこでプレイするだろうか。万全の状態であれば、彼のドリブルはJ1でも通用するだろう。昇格を狙うJ2の上位クラブの獲得も十分にあり得るはず。怪我を繰り返した数シーズンを取り戻せる力を見せてほしいところだ。

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