結局フランス代表では《1試合》のみ…… モナコの快進撃支えたバカヨコは今

ミランでプレイ続けるバカヨコ photo/Getty Images

レンタル移籍を繰り返すキャリアに

2016-17シーズンにチャンピオンズリーグでベスト4に食い込む快進撃を見せたモナコを覚えているだろうか。

FWキリアン・ムバッペ、MFベルナルド・シウバ、ファビーニョ、トマ・レマルらを軸に、マンチェスター・シティやドルトムントを撃破してみせたのだ。

そのチームにてボランチの一角を担っていたのがMFティエムエ・バカヨコだ。バカヨコもこのシーズンを機にブレイクしたのだが、その後伸び悩んでしまった。
現在バカヨコはチェルシーからのレンタルでミランに加入しているが、怪我で出遅れたこともあって今季はリーグ戦9試合にしか出場していない。それもパフォーマンスが安定しているとは言い難く、トップレベルの守備的MFとは評価されていない。

当時のモナコからはムバッペがパリ・サンジェルマン、ベルナルド・シウバがマンCへ向かうなど主力が次々とステップアップし、バカヨコも2017年の夏にチェルシーへ移籍。しかし、ここからバカヨコのキャリアがどうなったか知らないサッカーファンもいるのではないか。

チェルシー加入当初はエンゴロ・カンテ&バカヨコのフランス人MFコンビで中盤を制圧できるかと期待されたが、バカヨコはポジションを確立できないままミラン、モナコ、ナポリ、そして今夏再びミランとレンタル移籍を継続。もはやバカヨコがどのクラブにいるのか分からなくなってしまった人もいたはずだ。

モナコでのブレイクからバカヨコは2017年にフランス代表にも選出されたが、出場したのはたった1試合。それ以降は代表とも縁がなく、気付けば27歳だ。他のモナコ組とは大きく差がついてしまった。

今季はここまで全コンペティション合わせて307分間しか出番がない。伊『Calciomercato』も現状ではバカヨコを起用しづらいと厳しい評価を下しているが、もう一度ミランの戦力になることは出来るのか。以前ミランにレンタル移籍していた2018-19シーズンはリーグ戦31試合に出場するなど貢献していただけに、何とか力強いパフォーマンスを取り戻してミラン逆転優勝への力となってほしいところだ。

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