古橋の海外挑戦は遅かったのか 「ファン・ダイクらと同じ足跡を辿るチャンスを逃したかも……」

セルティックで活躍する古橋 photo/Getty Images

5大リーグで活躍する力はあるはず

ヴィッセル神戸からスコットランドの名門セルティックへ向かった日本代表FW古橋亨梧がもう少し早く海外挑戦出来ていればどうなっただろうか。

今や古橋はスコットランド国内リーグでも得点王候補の1人に数えられているが、どちらかといえば古橋は遅咲きのプレイヤーだ。中央大学からJ2のFC岐阜に進み、その後神戸へ。本格的にブレイクを始めたのは2019年からと言っていい。

古橋は現在26歳。来年の1月には27歳を迎えることになり、英『TheSportsman』も年齢の部分を気にしている。
同メディアも古橋の実力は高く評価しており、早々にセルティックのスーパースターになったと絶賛している。半年もかからずにクラブのエースとなってしまったのだから、このスピードは想像以上だ。

ただ、年齢の部分は少々引っかかっているようだ。セルティックで活躍することで欧州5大リーグからも関心が集まるかもしれないが、同メディアは「遅れて欧州へやってきた古橋はオドソンヌ・エドゥアール、フィルジル・ファン・ダイクらと同じ足跡を辿るチャンスを逃したかもしれない」と指摘。

エドゥアールとファン・ダイクはともにセルティックからイングランド・プレミアリーグへ向かった選手で、古橋も同様にイングランドでプレイするだけの実力はあると考えられているのだろう。しかし、5大リーグのクラブが27歳になる古橋獲得へ本腰を入れるかは微妙なところ。現代では30代で活躍する選手も多いが、やはりクラブとしては若い選手の方が魅力的に映るだろう。

同メディアは今の古橋が全盛期と見ているようだが、さらなるステップアップは実現するだろうか。スコットランド国内リーグはクラブ間のレベルにも差があり、すでに古橋はそこで得点を量産できることは証明した。本人もよりレベルの高いリーグでプレイしたいと考えるはずで、そのチャレンジを見たいと日本のサッカーファンも願っているだろう。

2019年頃より急速にステップアップしてきた古橋は5大リーグでプレイすることになるのか。年齢的には今が挑戦のラストチャンスなのかもしれない。

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