まだ62億円の価値を示せていない 不調が続くアーセナルMFの復活はあるか

トーマスの復活がアーセナルには必要だ photo/Getty Images

次節はサウサンプトンと戦うことになっている

今季の開幕からの3連敗以来となる連敗を記録したアーセナル。直近のエヴァートンにはまさかの逆転負けを喫しており、ここで修正しなければズルズルと引きずってしまう可能性は十分にある。

気持ちを切り替えたいアーセナルだが、ボランチの人選が気になる。現状ではトーマス・パルティを主軸として彼の相方にアルベール・サンビ・ロコンガやモハメド・エルネニー、エインズリー・メイトランド・ナイルズ、グラニト・ジャカを配置している。だが、その主軸であるはずのパルティが調子を上げ切れていない。

アトレティコ・マドリードの下部組織で育ったパルティはそのままトップチームデビューしており、闘将ディエゴ・シメオネのもとで成長している。アーセナルには2020年に加入しており、移籍金は約62億円といわれている。

そんなパルティだが、本来は攻守に渡って貢献できる非常に万能なMFだ。攻撃では推進力のあるドリブルで中盤を押し上げ、展開力のあるパスで攻撃を円滑に回すことができる。守備では185cmの大きな体を生かしたパワフルなタックルでボールを奪い、攻撃の芽を摘むことができる。実際に活躍している際のパルティは前述したような選手だが、ここのところコンディションを落としているのか、パッとしないイマイチな選手に変わってしまった。

英『Sky Sports』のインタビューに答えたパルティもここまでの不調について、自身のパフォーマンスを10点満点中4点だと厳しく採点している。改善が必要なことは分かっているようで、今後の復活に期待したい。

アーセナルを支える重要なポジジョンであるボランチ。パルティは今後のチームを支える屋台骨のような存在であり、復活に期待だ。

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